中古マンションでリノベーションするために必要な知識全て載せました。
最近、よく耳にするリノベーション。新しい住まいを探している人も変化が好きな方もリノベーションという単語はワクワクするような気持ちになるのではないでしょうか?
ただ、リノベーションするとなると、新築ではなく、中古をリノベーションすることがほとんどです。そのため、やってみたいなと思っていても、不安な部分もあるのではないでしょうか?
結局の所、
リノベーションの良さはいったいどこなのか?
中古マンションからリノベーションするにはどうすればいいのか?
自分自身の理想通りに本当になるのか?等など
これから中古マンション+リノベするためには沢山の疑問や悩みがあると思います。
今回は、そういった疑問や悩み。そしてメリットやデメリットをお伝えするため、中古マンション+リノベーションに挑戦する上で大切な知識をご紹介します。
読んでいただければ、不安や疑問も解消されることと思います。
記事以外で疑問に思ったことはぜひぜひご質問お待ちしています。
また、リノベ初心者が知っておいて損はないポイントも別記事でご紹介しています。
リノベーションをお勧めする3つの理由
リノベーションを考える方で多いのは、
・自分自身、夫婦間の理想の間取や住まいを手に入れたい
・立地を優先し、多くの物件を候補にしたい
・費用を抑えたい
上記の様な理由でリノベーションを考えられる方が多いように思います。
どうですか?あなた自身で当てはまる部分はありますでしょうか?
まず、「自分自身、夫婦間の理想の間取や住まいを手に入れたい」についてみていきましょう。
1、リノベーションで理想の住まいを手に入れたい
中古マンションを改装し、自分自身のお洒落な家を、家族が暮らしやすい理想の間取を手に入れたいと思う方は非常に多いです。
やはり、人生の大きな買い物の1つが住まいです。
購入して後悔したくない。と思うのであれば、当然間取はきになりますよね?
【明るくて広い開放的な空間リノベーション】
【before】
リノベーションする前は、見た目通り何とも言えない空間です。
明るくて、開放的で広々している空間が理想な人にとっては選ばないであろう物件です。
よく言われるのは、入って畳がメインのお部屋は、心配だとおっしゃる方がいますが、リノベーション上級者は、
手をつけられる部分が多いのにも関わらず、値段も安い!お得だ!となる場合もあるのです。
では、リノベーションした後のお部屋を見てみましょう。
【after】
如何でしょうか?
リノベーション前とは、雰囲気もガラッと変わりました。
中古マンションに限らず、中古物件のリノベーションは、なかなか変化後のイメージが想像しづらいと思います。
でも、実際にしてみれば新築以上の良さを味わえるのがリノベーションの良い所です。
明るくて広い開放的な空間になっているのではないかと思います。
【黒を基調とした渋系リノベーション】
【before】
1人暮らしのマンション等でよく見る光景ではないでしょうか?
少し狭くて、丁度いいお湯の温度にするのが毎回めんどくさい。
また、汚れもつきやすく、掃除もしにくいのが特徴だったりします。
【after】
なんということでしょう!
まず何といっても見た目が綺麗になりました。
また、床や壁も汚れが付きにくく、掃除がしやすい。
温度調整もラクラクです♪
毎日入るお風呂だからこそ、お風呂のリノベーションは家族が喜ぶこと間違いありません。
【木を取り入れた温かみのあるリノベーション】
【before】
光が入らず、暗い印象があります。部屋の広さはあるのにもったいないですね。
キッチンも緑のタイルで古い印象もあり、余計に部屋の雰囲気を暗くしているかもしれません。
普通に見ると上記のような印象ですが、リノベーションを前提に見るのであれば、かなり印象は変わります。
広さ、部屋数等ぱっと見の雰囲気ではなく、リノベーションしやすいかどうか?その一点で見ればかなり好物件だったのではないでしょうか?
【after】
いかがですか?
好物件だった意味が分かって頂けたのではないでしょうか?
リノベーションは、部屋にちょこっとオプションを付けるのではなく、「生まれ変わる」といった方がしっくりきます。
上記の画像は木をメインにし、温かい雰囲気をだす部屋に生まれ変わりました。
このように自分自身の理想を形にできるのが、リノベーションの良い所です。
外観が汚いから、部屋の中が汚いからではなく、広さや部屋数等は問題ないか?といった部分をメインに見ればいい物件に出会えるのではないでしょうか?
2、立地を優先し、多くの物件を候補にしたい
住まいの場所に関しても、物件選びの際の重要なポイントではないでしょうか?
昨今、中古マンションの物件数が増加傾向にあります。
今までは、新築メインのマンションが多く見られましたが、今では中古マンションが昔にくらべ選びやすい状況といえます。
多くのお客様が望む条件は、やはり駅近で商業施設が多く、便利な立地ではないでしょうか?ただ、ここで問題なのが、日本はアメリカなどと比べるととても小さい島国です。
そのため、物件を建てられる場所も数に限りがあります。
つまり!新築では、立地の融通が中古に比べてききません。
その点、中古マンションであれば、良い立地で建てている事も多いため、場所選びは新築に比べて多いのが特徴です。
また、中古マンションの強みは、それだけではありません。
実際に見て感じて等、自分自身で体感してから購入できることもメリットの1つです。
新築であっても、モデルルームがあるため住まいの中身を見ることはできますが、住んでみた時の想像はしづらいと思います。
例えば、日当たりや周囲の環境、騒音などなど実際に見てから気づく点が多いため住んでから安心できるのも中古マンションの良さですね。
中古マンション+リノベーションの人気がでているのは、大きな買い物を失敗しないためにも、沢山の物件があり、場所も選びやすいという点が要因ではないでしょうか。
3、なるべく費用は安くしたい
理想の家に住みたい。綺麗な家に住みたい。
そういう気持ちが強いと、まずは新築を考える方が多いと思います。
ただ、理想の家を求めれば求めるほど高くなるのが費用です。
中古マンション+リノベーションは「費用」についても大きなメリットがあります。
中古マンションはリノベーションすることで、新築と比べて費用を減少させることができます。
※同じ条件で購入した場合を想定しています。
上記の画像を見てください。
目安ですが、新築物件を購入する場合は、物件価格と諸費用など合わせて3500万円ほどかかります。
しかし、中古+リノベーションの場合、合計2400万円で新築と同じような条件の住宅を購入することができ、差額はなんと1千万円以上!
物件価格を下げればさらに差は開きますし、新築より場所や便利さはある可能性が高いことを考えると中古マンションでリノベーションするメリットが大いにあるのを感じて頂けるのではないでしょうか?
しかし、忘れてはならないのが物件選びやリノベーションの内容次第では、差額は上下するということ。
ただ、基本的には新築より安く理想の住まいを購入できます。
さらに、費用を抑えて楽をしよう!
物件購入時に「ある事」を注意すれば、月々の支払いが楽になるケースを紹介します。
それは、選んだ物件を購入した際です。中古マンションを購入した後、もう少し費用をためてからリノベーションしようかなと考える方がいますが、損をする場合もあります。
なぜか?それは、マンション購入と同時に気になる部分や変えたいと思っている部分をリノベーションすれば返済が楽になるからです。
中古マンション購入後に、リノベーションを検討し、ローンを組むことになった場合、返済年数が短くなるとともに金利が上がります。そのため月々の支払いも比例して高くなります。
このような観点からも、リノベーションは注目されていると言えます。
また、費用の目安についてもお話しすると、m2あたり約10万円~15万円がボリュームゾーンになっています。
ただ、あくまで目安なのを注意してください。同じ面積の建物であっても、
・既存の壁や設備などを活かしてリノベーション
・全面的に解体し、作り直すリノベーション
上記2つでは費用は変わってきます。
例えば、雑誌やテレビなどのリノベ事例を見て、同じようなデザインのリノベーションをしたいと思ったら、自分の実現したい理想の間取りや外観、そして予算を伝え、可能かどうかをしっかり相談してみましょう。
あなた自身の想いを形に!そのポイントとは?
リノベーションに興味を持ったとしても、なんとなく理想の形はふわふわしていることが多いです。
こうしたい、ああしたいと思っていたとしても、
・全体的には?
・細かい部分は?
と聞かれるとふんわりしている。
これは失敗するパターンでもあるので注意が必要です。
では、どうすればいいのか?
まず、情報収集です。リノベ特集のような雑誌やお洒落なインテリア等の本で自分自身の好みを見つけましょう。
次に、実際にお店に足を運びます。ショールームやリフォーム済みの物件を見せてもらいましょう。
そして、最後に実際に相談です。
プロでなければ、最適なリノベーションを想像し、形にすることはできません。
そのためゆっくり自分の気持ちと向き合うことで理想の形になっていきます。
最初の一歩「ネットと雑誌でリノベーションを知る」
何事も最初は情報収集です。そこで、おすすめのネット情報と雑誌をいくつかご紹介したいと思います。
【ネット情報】
住まいの写真共有SNS「RoomClip(ルームクリップ)」
昨今、インスタグラムやFacebookやTwitter等のSNSが誕生し、日本のみならず海外にも人気を博しています。
それらはどれも写真を投稿し、良いねであったり、フォローしたりと拡散されています。
その中でも、住まいに特化した写真共有SNSがあります。それが「RoomClip」。
投稿する人達のセンスあふれるインテリア写真が見ているだけでワクワクさせてくれます。
200万枚以上の部屋写真が投稿されており、その中でもおすすめの「今日のオススメ写真30枚」が毎日更新されているため、とても参考になること間違いありません。
写真だけでなく、インテリアの実例や、オシャレにするためのテクニック、さらに自分自身でも参加できるのが魅力。
気に入った写真があれば、保存しておき、リノベーションを頼む際に見せることで、自分自身の想像を伝えやすくなるのも嬉しいですね。
携帯などで、通勤の際などにちょこっと見るなどして理想を形にしていくのがベスト!
【リノベ―ジョン雑誌】
エントリ―ナンバー①
中古を買ってリノベーション
某大手会社のS○○○○が発行に携わっている雑誌です。タイトルからも分かるとおり、中古物件を購入してリフォームする人向けです。
とにかく分かりやすく中古購入からリフォームのことについて丁寧に説明してくれるような雑誌です。リフォーム工事のポイントであったり、費用はどれくらいかかるのか?実際にリノベーションを行う人に向けて読んでおくべき一冊です。
値段もお手頃な300円です。雑誌によっては千円以上かかりますが、300円でいくつも事例が見られるのはとても助かりますね!
エントリーナンバー②
S○○○○リフォーム
こちらも某大手会社のS○○○○が携わっている雑誌です
まず安い。またか!と思われるかもしれませんが、高い雑誌だと一冊で終わってしまいますが300円であれば何冊か購入も可能なのは嬉しいところではないでしょうか。大手ならではのいくつもの事例を見ながら夢を広げてみてください。
他にもリノベーション雑誌はいくつもあります。
そのどれもが、魅力的です。新築でなくてもここまで綺麗に!と雑誌を見ると感じて頂けます。
本屋で一度は見かけたことがある上記の様な雑誌を、パラッと立ち読みしてみてください。
時間があっという間に過ぎてしまうと思います。
最近では、携帯等でも購読できるのでお忙しい方は、通勤中などに一度リノベーション雑誌を読んでみてはいかがでしょうか?
【中古マンション探しフェア】
このような、フェアで直接相談にいくこともできますし、自分自身の疑問を問合せしてみましょう。
直接来店して、ネットや雑誌で得たイメージを、そのままこんな風にしたいと口に出して伝えてみると、イメージが鮮明になりますし、それに沿ったアドバイスを受けることもできます。
また、その会社についても知ることができるとともに、費用に関しても分かるようになるためお勧めです。
リノベ―ションするにあたっての注意点とは?
これからリノベーションを考える人に知っておいて欲しい注意点についてもご紹介します。
設計限界がある点
リノベーションのメリットに、自由に設計できる点をお伝えしましたが、自由設計できない場合も存在する事を知っておいてください。
例えば下記2点です。
・法律・管理規約による制約
マンションの管理規約によっては、リノベーションができない場合が存在します。
例えば、リノベーション工事の際に、工事を行う際の大きな音を懸念し、禁止しているマンションや電気・ガスの容量規定で、オール電化にできないことがあったりと事前に管理規約を確認してもらいましょう。
また、マンション共有部分は変更することはできません。ベランダであったりドアに関しては、共有部分にあたります。
・構造による制約
マンションの部屋の構造は、「ラーメン構造」「壁式構造」があります。
この中の「壁式構造」の場合に関しては、間取変更が難しい場合があります。
壁式構造とは、その名の通り壁で建物の荷重を支える構造、ラーメン構造とは、柱・梁で建物を支える構造です。
そのため、壁式構造は壁を壊すことが困難な場合がありますが、ラーメン構造は柱を残して大胆に変更できるという特徴があるためここも確認が必要です。
また、水回りについても注意しましょう。
キッチン・浴室等は、給排水管や換気扇の位置を確認しておかなければなりません。
位置によっては、キッチン場所が制限される点やトイレの換気扇が取り付け不可能等などありますので、しっかり担当してもらう業者の方に確認しましょう。
住まいの耐久性の確認を!
中古を購入する際に気になるのが、「耐久性」ではないでしょうか?
リノベーションをする際には、元の物件の枠組みを使います。
そのため、元の家の耐久性は大丈夫か?という点もしっかり確認してもらってください。
耐震については、旧耐震・新耐震と存在します。1981年6月より前の建物に関しては「旧耐震」、それ以降は「新耐震」と呼ばれています。
新耐震であれば、問題ありません。だからといって旧耐震がダメなわけでもありません。
耐震診断を受け、対策が施されているのであれば旧耐震でも問題はありません。
また、地震や災害への強さは立地も大きく影響することを頭に入れておきましょう。
物件選びの際にハザードマップ等で確認し、周辺が危険区域でないか?危険区域に含まれていないかも確認することで安全性はグッと上がります。
さらに言えば、古い家の方が地震に強い場合があります。
日本の住宅は今まで柔を意識した家づくりが行われてきました。ただ、最近はしつかり止めて揺れを軽減することがメインになっている場合もあります。
地震は、どれだけ止めていても揺れてしまうものです。その揺れを無理に止めることで家が損壊することもあるため、必ずしも古いから耐震性が弱いわけではないのは理解しておきましょう。
購入してから住むまでの時間を把握しておこう
最後に確認しておきたいのが、中古マンションをリノベションした後、つまり、住めるようになるまでの期間です。
理想の住まいを伝え、あーでもないこーでもないと相談してから契約締結まで約3ヶ月、そして、施工した後、引渡しまで約3ヵ月、リノベーション住宅は思ったより時間がかかるのを覚えておきましょう。
時間がかかるということは、早めに動くことも大切です。
あと一年後くらいに動けばいいやと思っていたら、本当に住みたい時期とずれることがあります。
リノベーションを考えているのであれば、少しでもはやく動くようにするのは忘れないでおきましょう。
ただ、かかる日数は、工事の規模が大いに関係してきます。
トイレ・洗面台等の水回りの交換であれば、大掛かりではない為1日で終わることもあります。
フローリング等の張替えであれば大体2週間くらい、完全リノベーションであれば3ヶ月前後かかります。
ちなみに期間が長引けば、現在の家賃支払or住宅ローン支払が発生します。
この辺りも考え、相談した際に話を聞いておきましょう。
相談する際に注意したい9ポイント
業者に足を運び、話を聞くのはおすすめですが、行った際のポイントをいくつかお話しします。
- 希望を明確にしよう
- 希望の中でも優先順位を明確にしよう
- 自分でできることはないか確認しよう
- 工事内容・責任者は明確なのか確認しよう
- 追加料金が発生しないか確認しよう
- 自分の相談を真摯に受け止めて悩んでくれるか観察しよう
- アフターフォローを確認しよう
- 過去の施工事例を見せてもらおう
- 増築する際の注意点を聞いておこう
他にも細かいポイントはありますが、大まかにはこの9つを頭に入れて臨んでみましょう。
ただ、どの分野でも共通している事ですが、最後は「人」です。
その会社がどんなに大きくても、担当する人が微妙であれば微妙な物しかできません。
どんなに小さい会社でも担当が一生懸命ならいいリノベ―ジョン物件は完成します。
最後に
長くなってしまいましたが、中古マンションをリノベーションすることは個人的にはとてもおすすめです。
費用が安かったり、場所が選びやすいというメリットはもちろんですが、なにより自分の気持ちをそのままに住まいを彩ることができるのが最大の魅力だと思います。
また、お店によった際にこの記事を見て頂き、臨んで頂ければと思います。
大きな買い物に不安はつきものです。だからこそリノベーションしたいと思ったのであればお気軽に無料相談してください。
@あなたにおすすめ