注文住宅を予算別に比較!自分の理想の住まいを建てよう!

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注文住宅の建築費用と土地代の平均はいくら?

2017年4月に住宅金融支援機構が行った調査によると、2016年度に注文住宅を建てた人の建築費用の全国平均は3308万円でした。

これは、前年に比べて82万円増えていて、伸び率は2.5ポイントとなっています。さらに、首都圏の平均は3592万円と前年に比べて84万円増えていて、伸び率は2.4ポイントとなっています。

また、注文住宅を建てた人の土地取得費は、全国平均で1602万円、首都圏平均で2212万円となっています。これは、前年に比べて全国で95万円減少し、首都圏では133万円減少しています。

家を建てるときは建築費用・土地代以外に諸費用も掛かりますが、大まかに考えると必要な費用は全国平均で4907万円、首都圏平均で5804万円となるようです。

 

驚くのは、土地代が全国・首都圏とも減少傾向にあるのに対して、建築費用は増加傾向にあるということです。

また、首都圏の土地代が高いのは何となくイメージが出来ますが、意外なことに建築費用に関しては全国と首都圏で大きな差がありません。

 

では、これらの費用を踏まえた上で、予算別にどのような家が建てられるかを見ていきましょう。

 

建築費用の予算が1000万円台の場合

建築費用の全国平均が3308万円のため、予算が1000万円台の場合はかなりコストを抑える必要がありますね。設備や装飾などは必要最小限まで抑えた感じになりそうです。

家の形としては、台形やコの字型などのユニークな形状ではなく、正方形や長方形といったシンプルな形状になります。また、1階と2階の面積が同じ、直方体の総2階建てになる場合が多いでしょう。

これは家をユニークな形にしてしまうと、側面積が増えるので外壁や足場のコストが増えてしまうのと、施工の工数が増えてしまうので人件費が増加してしまうからです。

 

屋根は屋上を作らず、片方にだけ傾斜のある片流れ屋根や、山状の形をした切妻屋根にすると安く済みます。

外壁は、タイルやレンガなどを貼ると費用が高くなるので貼りません。内装は、無垢材や自然素材は使わず、一般的なビニールクロスや複合フローリングを使います。

また、住宅設備に関しては新たに注文するのではなく施工会社で持っている設備を設置したり、シンプルな機能の設備を選んだりしましょう。

 

こうしてみると、せっかく注文住宅を建てるのに、自由度がほとんどないと思うかもしれません。しかし、ローコスト住宅を得意とする会社に施工を依頼すると、予算の中で工夫した家を提案してくれますし、ローコストに慣れているので打合せもスムーズに進みます。

 

建築費用の予算が2000万円台の場合

予算が2000万円台になると、1000万円台と比べて選択肢の幅が広がります。
外装や内装、住宅設備など全てを希望通りに仕上げるのは難しいかもしれませんが、優先順位をつけながらある程度の希望を叶えることができます。

料理が好きなので最新設備の広めのキッチンにする、子どもが生まれたので内装を漆喰や無垢材などの自然素材にする、景色が自慢の立地なので出窓やバルコニーを設置するなど、家族のライフスタイルや趣味などに合わせて一番優先させたいものを決めましょう。

それ以外の希望については予算と相談して、適宜採用していきます。

 

しかし注意をしたいのは、先程も申し上げた通り、全ての希望を叶えるのは難しいということです。せっかく注文住宅を建てるのだから、あれもこれも採用したいとなってしまうと、予算を上回る可能性が高くなります。

また、建築予算をオーバーしたからと、新居に合わせて購入を予定していた家具の費用に手を出してしまうと、後々後悔するかもしれません。家は新築で全てピカピカなのに、家具は今まで使い続けていた物なので、家具だけ浮いてしまったり、大きさが合わずにちぐはぐの印象を受けたりすることがあるので注意しましょう。

 

建築費用の予算が3000万円台の場合

注文住宅の建築費用の全国平均が3308万円なので、だいたい平均的な注文住宅を建てられることになります。
2000万円台まではおおむね直方体の家になりますが、3000万円台になるとある程度は家の形も工夫できるでしょう。外壁にタイルやレンガを貼ったり、エクステリアに凝ってみたりと、思い入れを込めた外観にすることが可能になります。

また、住宅設備も平均的なランクの物は採用できるでしょうし、内装も全てを安価な素材にする必要はなくなります。

ただし、3000万円台はあくまでも注文住宅の平均的なランクの為、どこかに予算が偏ってしまうと、他の部分は大幅にランクダウンする可能性も出てくるので注意が必要です。

各要素を平均的なランクの家にするのか、こだわりたい部分に予算を投入して他を抑えるのか、家族でよく相談して決めると良いでしょう。

 

まとめ

注文住宅は建売住宅とは違い、紋切り型ではない自由度があるのが魅力です。そうは言っても、予算別の内容から見てもわかる通り、全ての要望を取り入れることができるわけではありません。

今回は3000万円台までを例に紹介しましたが、これより上の予算でも同じことが言えます。

そこで、まずは建設する場所の土地代を加味して建築費用の予算を決め、次に建築費用の配分の仕方を決めましょう。

 

家を建てることは家族の大きなイベントの1つ、よく話し合うことで今まで知らなかった家族の考えを知ることができたり、新たな一面を発見できるかもしれません。すると、きっと素敵な家を建てられますよ。

 

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