注文住宅の設計時に知っておきたい”21種類”の窓について

窓辺の画像です

注文住宅を建てる際には「窓」についても検討することになります。

でも、窓ってそんなに違いがあるの?と思う方もいるかもしれませんね。

場所や好みに合った最適なものを選べるように、窓の種類ごとの特徴を知っておきましょう。

 

2種類の滑り出し窓と開閉できないタイプの窓

縦すべり出し窓

縦滑り出し窓の画像です

まず、垂直方向に回転軸がありドアのようにオープンできるのが、「縦すべり出し窓」です。縦すべり出し窓のメリットは、屋内に風を呼び込みやすいことです。全開にすると90度になるため窓ガラスが風をキャッチすることができ、家の外を通るはずだった風も取り込めるのです。

横すべり出し窓

横滑り出し窓の画像です

次に水平方向に回転軸があるタイプは、「横すべり出し窓」です。水平方向に窓が開くため、通風を確保できるだけでなく雨が侵入しにくいのが利点ですよ。お風呂場や洗面所などで使われます。

フィックス窓

また、開閉できないタイプの窓は「フィックス窓」といいます。外から光を取り入れるのが主な用途であり、景色を楽しむこともできます。窓を開けなくてもいいためサッシを細く作ることができ、すっきりした見た目の窓になります。窓枠が細くなるのでガラス面が必然的に広くなり、外の風景を絵画のように見せられるのが魅力です。吹き抜けの天井近くに取り付けて光を取り入れる際にも、フィックス窓は利用されることが多くなっています。

 

横引き窓には5種類がある

レールを溝に添って往復する横引き窓は、5種類あります。

引違い窓

まず「引違い窓」は日本で見られることが多いタイプで、左右に2枚ある窓を動かして開閉します。使い勝手がいいのが魅力です。

片引き窓

そして、一方のみに開けられる横滑りタイプの窓は「片引き窓」とよばれ、一方だけ開け閉めできるため気密性に優れているのが特徴です。寒い場所では一方のみがフィックスされている片引き窓がよく使われています。

両引き窓

両引き窓の画像です

片引き窓を合わせたタイプは「両引き窓」と呼ばれ、全開にすると2面分の開口になるため風通しに優れているのが利点です。また敷居が1本化するため、窓枠を狭くすることができます。風通しに優れているため、室温を調整しやすいです。

片開き窓

欧米で一般的な窓として、ドアのように開閉できるのが「片開き窓」です。ドアと同じように外開きと内開きのタイプがあり、強風でも窓が壊れないようにストッパーがついていることも多いです。

両開き窓

同じように開閉できる窓で、中心に窓が2枚あるタイプを「両開き窓」といいます。こちらも片開き窓と同様に欧米では一般的な窓であり、左右の窓枠を軸にして開くことができるタイプです。

 

設置場所によって呼び名が変わる窓7種類

窓は設置する場所によっても、名称が変わります。

掃き出し窓

掃き出し窓の画像です

YKKapホームページより

まず床に接した窓のことを「掃き出し窓」といい、これは室内のほこりを窓から掃き出していたことから名づけられています。

肘掛け窓

床に座った際に肘の高さくらいにある窓は「肘掛け窓」と呼ばれ、和室にあることが多く畳に座った時に肘がちょうどのるように設置されます。

腰高窓

また、腰の高さくらいに枠の底辺がある窓を「腰高窓」といいます。成人の腰の位置くらいに窓があり、どんな場所でも設置しやすいです。

高窓

そして、天井に近い高さにある窓は「高窓」と呼ばれます。高い場所にある窓なのでプライバシーをしっかり守りながらも、日光を室内に取り入れることが可能です。

天窓

天井にある窓のことは「天窓」といい、採光を目的として選ばれることが多く小さな窓でも効率よく光が入ってくるのが魅力です。

地窓

さらに床面に設置している窓は「地窓」といい、和室に用いられることが多く自然換気のために使われます。

出窓

最後に建物外にはり出すように設置させる窓が「出窓」です。いろいろなデザインがあり片開き窓などと組み合わせれて使われることが多く、設置することで室内が広く感じるのがメリットです。

 

採光の仕方によって窓は6種類に分けることが可能

部屋のどんな位置に窓を設置できるかを知って、最適な方法で光を取り入れましょう。

ハイサイドライト

ハイサイドライトの画像です

設計事務所アーキプレイスブログより

まず天井近くから日光を取り入れたい場合は横長の「ハイサイドライト」を使えば、部屋の奥のほうにまで光を届けることが可能です。

ローサイドライト

反対に床の近くに設置する横長の窓のことを、「ローサイドライト」といいます。熱を遮って床から風と光を届けられるのが特徴です。

トップライト

また、屋根についてる「トップライト」と呼ばれる窓は、遮るものがないため設置すると光をしっかり取り入れることができ部屋がとても明るくなります。

ピクチャーウインドウ

次に「ピクチャーウインドウ」は風景を囲うように枠を設置した窓で、視認を目的にしているためデザイン性の優れた空間を作り出すことができます。

コーナー窓

空間に広がりをもたせたい場合は室内のコーナー部分に設置する、L字型の「コーナー窓」を検討しましょう。採光性に優れていて家全体が表情豊かになります。

小窓

最後に小さい窓のことを「小窓」といいます。通風と採光を目的にした窓で、外部の視線を遮ることも可能です。暗くなりがちな部屋に小窓を設置すると、室内を明るくすることができ空間に広がりを持たせられます。

 

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