中古一戸建ては何年住める?マイホームとして選ぶ際の注意点と耐用年数

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中古住宅をマイホームに選ぶメリットとデメリット

マイホームは家族全員が気持ち良く暮らせる憩いの場である他、所有することが社会的なステータスになる側面もあります。また、小さい子供がいる世帯では部屋数が多く敷地も広い一戸建てに住むことで近隣に気を遣わず、のびのびと暮らすことができるでしょう。

その一方で新築一戸建ての住宅は高額な物件がほとんど。気に入ったものが見つかっても即決で購入するのは難しいという問題があります。そこで、選択肢の一つとなるのが中古一戸建てです。

中古一戸建て住宅はマンションなどの集合住宅と異なり、建物が独立した造りになっているので隣近所の生活音が気になりません。また、建物の修繕や増築などのリフォーム工事を任意のタイミングで実施できるのもマンション物件には無い利点です。

 

間取りや敷地の広さによっては新築住宅にも引けを取らない住み心地の良さを堪能出来るのが中古一戸建て住宅の魅力ですが、築年数が長い物件になるほど経年劣化も進んでいるという点は注意する必要があります。

中古住宅の販売価格はリフォーム工事の有無で大きく変わるので、購入の際は必ず詳細を確認しましょう。極端に安価な中古一戸建て住宅は建材や設備の傷みがそのまま放置されていることがあります。

リフォーム工事を入居者が負担する物件では工事の費用が大きな負担になり、新築物件を購入するのと変わらない程の出費になってしまうケースも。特に気密性や断熱性など住み心地の良し悪しに直結する事柄については大掛かりな工事になることが多いため、中古一戸建て住宅を購入する際は建物の築年数や傷みの度合いをしっかりと確認することが大切です。

また、リフォーム工事を行った物件については修復した部分の状態も併せて確認するのが居心地の良い住宅選びのポイントになります。

 

中古住宅の耐用年数と入居時の注意点

木造一戸建て住宅の寿命は一般的に30年と言われています。固定資産税の算出で使われる「耐用年数」では22年。

しかしこれらは、あくまでも目安の数字であって、イコール建物の寿命というわけではありません。建築後20年、30年経っても充分暮らせる住宅がほとんどです。

ただ、経年による劣化は必ず起こるものですから、年数が経過した住宅ほど不具合の生じるリスクは高くなるでしょう。また、建材や立地環境でも劣化のスピードは左右されます。

そのため、耐用年数内の物件でも断熱材の劣化や建材の歪みによるすき間風の発生などで居住に適さないということも。

 

中古住宅であっても高額な買い物には変わりません。購入前には必ず物件の下見を行いましょう。

同じ築年数の物件でも立地環境や建物の構造で傷みの度合いが異なります。比較する際は実際に物件の状態をしっかりとチェックし、建物の居心地を確認するのが入居後のトラブルを避けるための心得です。

 

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