中古一戸建ての購入に必要なお金、その内訳は?
これから住宅を購入するにあたって中古物件を希望している方も多いのではないでしょうか?
私自身、新築よりも安いのではないかと思って中古一戸建てを購入した経緯があります。しかし、実際に購入手続きを進めながら中古物件とはいえ、色々な費用がかかることがわかりました。
不動産の購入費用と媒介手数料
中古物件の購入に必要なのは、まず最初に土地や建物を購入するための費用ですよね。
具体的な価格については物件によって様々で、一括で払えるほど安いものから新築と変わらないほど高いものまであるため一概にいくらとは言えません。高額な物件の場合は頭金を支払い、残りは分割にするのが一般的でしょう。私も中古一戸建ての購入の際には、住宅ローンを利用しました。
また、不動産を購入する際に切っても切れないのは業者に支払う媒介手数料(仲介手数料)です。ほとんどの物件は不動産業者を通して紹介されるため、その報酬として定められた額の手数料を支払う必要があるのです。
ただし、物件の持ち主から直接購入するのであれば報酬を支払わなくても済みます。少しでも費用を抑えたいのであれば、直接物件を売ってくれる人を探した方が良さそうです。
住宅ローンの利用時にかかる費用
中古物件の購入時に住宅ローンを利用するのであれば、それに伴う諸費用が発生することになります。
私の経験では、借り入れを申し込んだ時点で保証料の支払いを求められました。
事前に審査が行われるシステムになっており、その結果によって保証料の額はかなり違ってきます。私の場合、提示されたのは一括で支払える額だったため良かったのですが、中には私の倍近くも請求される人もいるようです。
保証料の計算方法は保証会社によって違い、借入金額や期間、保証料の支払い方法によっても変わってきます。
ローンにかかる諸費用の中で最も高いのが保証料だと言われますが、中にはネット銀行やフラット35といった保証料を必要としない金融機関もあります。
住宅ローンと言えば、契約後に支払い続けることになる金利についても忘れてはいけません。住宅ローンは借入金額が大きく借入期間も長いので、金利だけでもかなりの金額になります。
毎月の給料で十分カバーできれば問題ないのですが、ギリギリだった場合には生活に影響してくるので事前にシミュレーションをしてから借りることが大事だと思います。
その他、住宅ローン契約にまつわる雑費として事務手数料があります。これは、金融機関に対して支払う手数料のことです。
保証料を必要としない金融機関もあると言いましたが、金利や事務手数料も金融機関によって金額に違いがありますので、それらをトータルで見て判断することも必要でしょう。
また、我が家では万が一のことを考えて、任意の住宅ローン返済支援保険にも加入することにしました。保険料はかかりますが、何らかの理由で住宅ローンが返済できなくなった時にフォローしてもらえることもあって安心感があります。
リフォーム費用
中古物件によっては、前の人が退去した後に手入れをしないまま販売されているものもあります。買い手が決まった段階でその意向を聞きながらリフォームを施すためです。
こういった販売方法の場合、当初提示されていた販売価格に加えて後からリフォーム費用が請求されることになります。場合によっては、リフォーム費用が物件の購入費用よりも高額になるケースもあると聞きます。かなり古い物件で販売価格が安く設定されていたとしても、リフォーム費用を加えるとそこそこの金額になってしまったという話も。
そのため、リフォームが済んでいない中古物件の購入を希望する場合には、後から必要になるリフォーム費用のことも考えておかなければなりません。
事前の地盤調査や家屋の耐震調査などが必要になることもあり、そういった費用も自腹となります。
その一方で、最初からリフォーム済みの中古物件もあります。こちらは販売価格にリフォーム費用が含まれているので、後から支払いが増える心配はありません。
私は少しでも費用を節約するために最初からリフォーム済みの物件を選んだのですが、壁の色が気に入らなかったため後から塗り直してもらうことにしました。そのため、塗装費用が追加されることになり当初の予定よりも少しだけ支払いが増えたことは言うまでもありません。
各種税金
中古物件を購入すると、不動産業者に支払う媒介手数料など販売価格の6~10%の諸費用がかかりますが、その中には税金も含まれます。
具体的にどのような税金がかかるかについて説明すると、まず最初に挙げられるのが建物にかかる消費税です(個人が売主の中古住宅や、土地には消費税はかかりません)。不動産という大きな買い物なので、8%とは言ってもあなどれない金額です。
その他、国税として登録免許税もかかりました。というのも、私が購入した物件は土地と家屋の所有権移転登記が必要だったのです。更にその手続きを司法書士に依頼したため、代行に対する報酬も支払いました。
また、細かい出費ですが各種契約書の作成のために印紙の購入も必要になります。契約書の数が多かったこともあり、合計すると結構な額の印紙を購入したことになりました。後から計算して、その額にびっくり。こういったこともあるので、中古物件を購入する際にはそれなりの税金がかかるということを頭に入れておいた方が良いと思います。
私の場合は自分の貯金を使ったため課税されなかったのですが、親類などから貰ったお金で中古住宅を購入する際には贈与税も発生するという話です。
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