タバコ対策の空気清浄機はどう選ぶ?おススメの機種もご紹介

愛煙家にとってタバコは最高のリラックスアイテム。

でも厄介なのがその煙ですよね。

ベランダで吸うと隣家の迷惑になるし、室内で吸うと壁や家具などに色や臭いが・・・。

家族で暮らしている場合は特に、空気清浄機を使っている方が多いと思います。

 

では、どのような空気清浄機を選べばよいのか、

チェックポイントと各メーカーの特徴をご紹介します。

 

タバコ対策で空気清浄機を選ぶならココをチェック!

タバコの煙対策で空気清浄機を選ぶ時には、どこに注目すれば良いでしょうか?

「適用床面積」はパワーと価格に比例!

空気清浄機にはそれぞれ「適用面積」があります。

適用床面積は、たばこ5本分の煙に含まれている粒子やガス相当の汚れを30分で浄化できる部屋の広さ)

空気清浄機能をアップさせたいのなら、実際の部屋の広さよりも適用面積の大きなものを選ぶのも一つの方法でしょう。

ただし同じメーカーで同じ機能なら当然、適用面積の大きさに比例して価格もアップします。

 

集じん方式は「ファン式」が良い!

空気中の汚れを集める方式には「ファン式」と「電気式(イオン式)」の2種類があります。

「ファン式」とはファンを使って空気を吸入しフィルターで集じんする方式で、

「電気式」は静電気で汚れを集めます。

 

「電気式」はフィルターが目詰まりしにくかったり、そもそもフィルターの無い機種もあり手入れが簡単。「ファン式」よりも作動音が静かというメリットがあります。

一方で、「電気式」は「ファン式」の空気清浄機に比べて集じん力と脱臭力が弱いというデメリットも。

 

タバコの煙にはベタベタとしたタールが含まれていて、壁やカーテンなどに張り付いてしまうと臭いの元を断つことはできません。

部屋中に広がってしまう前に速やかに煙を集めることが大切なのです。

 

タバコの煙対策で空気清浄機を選ぶなら「ファン式」で集じんするタイプを選びましょう!

 

吸気口は「前面」がベター!

タバコの煙を極力広げずすぐに吸い込んで欲しいのなら、空気清浄機の吸気口は全面にある方が良いでしょう。

とはいえ、吸気口が後ろの場合でも、空気清浄機の後ろへ陣取ってタバコを吸えば同等の効果は得られます。

(因みにプラズマクラスターで有名なシャープの空気清浄機は背面吸気となっています。)

 

卓上へ置けるタイプなら更に距離を縮められそうですね。

 

高機能フィルターだけではタバコの臭いは取りきれない

家庭用空気清浄機の多くで採用されているのが、「HEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)」という高機能集じんフィルター。

 

HEPAフィルターは、JIS規格で「定格流量で粒径が0.3μmの 粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の 性能を持つ」と定義されています。

 

スギやヒノキ花粉の大きさが30~40μm、黄砂は約4μm、PM2.5は2.5μm以下という大きさですから、花粉や黄砂、0.3㎛以上のPM2.5ならほぼキャッチしてくれそうですね。

でもタバコの煙の粒子は0.1~1.0㎛と言われていて、全て取り除くのは難しいのです。

 

活性炭やプラズマイオンで脱臭!

前述の通り、HEPAフィルターだけではタバコの臭いは取り切れません。

タバコ対策で空気清浄機を選ぶなら脱臭機能は必須です!

「プラズマクラスター」「ストリーマ」「ナノイー」といった独自のプラズマイオン技術や活性炭フィルターなど、どのような脱臭機能が付いているのかに是非注目して下さい。

※空気清浄機ではタバコの有害物質(一酸化炭素など)は除去できません。

 

タバコ対策でおススメの空気清浄機

ダイキン空気清浄加湿機 MCK70Ⅹ

ダイキンMCK70Wの画像です

ダイキンから2021年モデルとして発売された5機種のうちの一つです。

 

ダイキンの空気清浄機の特徴は「ストリーマ技術」。

ストリーマ放電はプラズマ放電の一種ですが、一般的なプラズマ放電(グロー放電)と比べて酸化分解力が1,000倍以上になるそうです。

 

今回のモデルは従来機に比べ、2倍のストリーマユニットを搭載したツインストリーマ。

このツインストリーマと脱臭フィルターを合わせることでタバコの臭いをスピーディーに除去します。

また、飛び出すアクティブイオンが部屋中の空気を清潔にしてくれます。

 

ダイキンのもう一つの特徴が「TAFUフィルター」です。

「HEPAフィルター」と同じく、0.3μmの 粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、その性能が「HEPAフィルター」よりも長く保たれるというもの。

ダイキンでは10年間フィルターの交換が不要としています。

 

シャープ空気清浄加湿機 KI-NP100

シャープ空気清浄機の画像です

シャープの空気清浄機に採用されているのが独自のイオン技術「プラズマクラスター」です。

プレミアムモデルのKI-NP100には、イオン濃度を50,000個/cm³まで高めた「プラズマクラスターNEXT」を搭載。

「プラズマクラスター25000」に比べ、消臭スピードが約1.5倍になりました。

 

更に、さまざまな悪臭成分を分解・脱臭し、有害ガスも低減する高性能の脱臭フィルター「ガスもと~る脱臭フィルター」がタバコの臭いをしっかりキャッチ。

 

0.3µmの微小な粒子を99.97%以上集じんしてくれる「静電HEPAフィルター」と「ガスもと~る脱臭フィルター」の交換目安は約10年となっています。

 

パナソニック空気清浄加湿機 F-VXT90

パナソニックの空気清浄機です

ニオイの元を吸着する活性炭を粒状にしてそのままフィルター枠に貼り付けた「スーパーナノテク脱臭フィルター」と「HEPAフィルター」が、タバコの臭いや空気の汚れをしっかり捕まえてくれます。

 

水から生まれた次世代健康イオン「ナノイー」のパワーを高めた「ナノイーⅩ」は、「ナノイー」に比べタバコの臭いを押さえる速さが10倍に。

プレミアムモデルF-VXT90にはさらにパワーアップした高濃度の「ナノイーⅩ」を搭載しています。

 

ブルーエア空気清浄機 Blueair Protect

ブルーエア空気清浄機の画像です

ブルーエアはスウェーデン生まれの空気清浄機専業メーカーです。

Blueair Protect に搭載されているフィルターは「HEPASilent Ultra(ヘパサイレントウルトラ)」。

粒子イオン化技術で空気中の有害物質をフィルターに強力吸着させ、
「HEPAフィルター」基準の0.3㎛よりも微細な0.03μmまでのウイルスレベルの超微粒子を99%以上除去

更にフィルターに付いた菌やウィルスはイオンチャージや微風乾燥により不活化します。

 

通常の空気清浄機はフィルターに付いたホコリを掃除機で吸い取るといった定期的なお手入れが必要ですが、ブルーエア「フィルター掃除不要で手間いらず」とあります。

これは、フィルター掃除をせずに交換しなさいということ。

日頃のお手入れの手間を取るか、フィルター交換のコストを取るか・・・ですね。

ちなみにブルーエアのフィルター交換の目安は約6ヵ月となっています。

 

まとめ

今回ご紹介したのはどれも各メーカーの上位機種となります。

「スマートフォンとの連携は必要ないかな」「対応床面積はもう少し小さくても。」など、

機能を絞ってみてもいいかもしれません。

 

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