夏の暑さ対策を工夫しよう!夏でも涼しい住まいとは?
外から熱が入るのを防ぐ工夫とは?
夏の住まいを涼しくする工夫として、外からの熱を防ぐ方法があります。
まず、「すだれ」をかければ、部屋への日差しを遮ることができるでしょう。室内よりも室外にすだれをかけるのが効果的です。
「打ち水」をすれば、水が蒸発する時に周りの熱を奪う『気化熱現象』を起こします。庭や玄関先に水をまくことで、家周辺の空気が涼しくなり、温度が高くなるのを防いでくれるでしょう。
夏は上階の部屋や西日が入る部屋に、熱がこもりがちです。そこで、西側の庭や駐車場・ベランダなどに水をまくといいですよ。
植物の蒸散作用を活用しよう!
植物の葉から水分を蒸発させて、周りの温度を低くする『蒸散作用』を活用するのも効果的。植物を活用すれば、自然を利用した暑さ対策をすることが可能です。
まず、家の周りに木を植えます。木の葉や枝が日差しを遮るので室内に熱が入るのを防いでくれ、植物の蒸散作用で温度も下がります。
「グリーンカーテン」を作るのも、涼しくなる工夫の一つです。グリーンカーテンに適している植物として、朝顔や夕顔・フウセンカズラがあります。また、実を作る植物にすれば、家庭菜園も楽しめるでしょう。ゴーヤーやヘチマ・キュウリ・ひょうたんなどが向いています。グリーンカーテンの作り方は、窓辺や庭にネットを張って、ツル性のものを育てるだけ。日差しを遮るだけでなく、蒸散作用で部屋が涼しくなります。
断熱性の高い窓周りを作る
家の窓周りを断熱性が高いものにすることでも、部屋を涼しくさせてくれます。例えば、窓ガラスを複層のペアガラスに交換することです。エアコンを使う時には、少しのエネルギーで部屋が涼しくなります。
この時、窓の隙間をふさいでおくことも大切。窓に隙間があると温かい空気が外から入ってきてしまうからです。その場合、コーキング剤と呼ばれる隙間充填剤やスポンジでできている隙間テープを貼るのが効果的です。
部屋の風通しをよくする工夫とは?
窓を開けるのも部屋を涼しくする一つの方法ですが、風通しをよくする工夫が大切です。まず、風の通り道を作るようにしましょう。窓を一つだけ開けていても、涼しい風は通りません。風が入る窓を開けた時には、対面する側にある窓も開けます。また、風の通り道を防ぐ家具などがあれば、ずらしておくといいでしょう。
窓を開ける際には、開き具合も重要です。風の入り口となる窓は、約15cm~30cmぐらい開けるのが理想的です。出口になる窓は、全開でも構いません。このように、入口と出口になる窓の開き具合を変えることで、空気の流れは加速します。この工夫をすることで、部屋にこもっている熱を逃がすことが可能です。
マンションやアパートなど窓の数が限られている時には、換気扇も活用しましょう。換気扇から遠い窓を開けると、室内の熱を逃がせます。玄関ドアを開ける時は、ドアストッパーを使って全開ではなく数cm開けるのが望ましいです。
網戸を綺麗に掃除すれば、風通しもよくなります。定期的に掃除をすることで、風が入る量を増やすだけでなく、綺麗な空気を取り込めるでしょう。
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