住まい選び、夫と妻での考え方の違い
夫と妻では住まい選びの考えが違うことが多いです
マイホームを購入するということは人生において最も大きな買い物です。
マイホームに対しての希望条件は一人一人違うのがあたりまえ。
結婚をして長年連れ添っている夫婦であっても住まい選びにおける考え方は大きく異なります。
実際にとある機関がアンケートを取ったところ、マイホームを購入する際に妻と夫で意見が分かれたと答えた人が半数以上に上っています。
では、どういった部分で意見が食い違ったのかというと、最も多かったのが立地でした。
確かに物件自体は最悪気に入らなければリフォームをし、自分たちの希望通りに変えることが可能ですが、物件を別の場所に移動させることはできません。マイホームを購入すると多くの場合、その場所でずっと住み続けることになりますから、立地の選定に関しては慎重になりますし、夫も妻も譲れない条件をそれぞれ持つことはよく分かります。
また、いつマイホームを購入するかについても夫婦間で大きく意見が分かれることが多いようです。
それ以外では間取りや家の広さなど購入する設備などに関して意見が食い違うことが多いという結果になりました。
夫や妻がマイホームに求める条件
では、夫婦それぞれでマイホームを選ぶとき、どういったことを重要視しているのかを見ていきましょう。
最も揉める立地に関してですが、夫は毎日会社に勤めることになりますから、どちらかと言えば通勤する際に負担の少ない自分が勤めている会社から近い都心部でのマイホーム探しを希望している人が多いようです。
一方、妻は将来子供が生まれたときのことを考え、子育てしやすい住みやすい場所の家を購入したいという考えから、都心部よりは郊外の物件を望んでいる人が多いです。
このように、立地に関しては夫婦間で意見が全く異なっていることが分かります。
また、予算に関しても夫と妻で考えが違ってしまうことも。
一方が毎月の家計や将来に必要となるであろう出費のことを思い、あまり大きなローンを組みたくないと考えるのに対し、もう一方が一生に一度の買い物だから妥協したくないという考えだと意見が真っ向から衝突することになるのです。
その他にもマイホームを購入する際には購入する時期や、中古にするか新築にするかや、マンションにするか一戸建てにするかなど、考えなければいけない条件がたくさんあります。
それだけ夫婦の意見が食い違う要素がたくさんあるというわけです。
夫婦間での意見は食い違うものだと考えよう
マイホームを購入する際は夫と妻でもめることが多くなるとよく言われます。それは何故かというと、「長年連れ添っているからこちらの希望を分かってくれる」だとか、「夫婦だから意見は同じだろう」というような思い込みでマイホーム探しを始めるからです。
たとえ結婚し、毎日一緒に暮らしている夫と妻であってもお互いの考えが完璧に分かるわけではありません。マイホームを購入する際には、”夫と妻がマイホームに望んでいることは全く違うもの”と認識しておくことが重要なのです。
では、マイホームを購入する際に夫と妻で揉めないようにするにはどうすればいいのかというととても簡単で、
実際に住まい選びをする前に夫婦でよく話し合うことでほとんどのトラブルを解決することができます。
夫と妻、お互いの意見を聞かないままに住まい探しをするから、実際に購入する段になって初めて互いの希望が浮き彫りになり、その希望する条件が違うことによって夫婦げんかに発展するのです。
マイホームは一人が住むのではなく、家族全員が住むもの。なるべく夫婦二人の意見が合致した状態で住まい探しを始めることが鉄則と言えるでしょう。
言葉だけじゃなく、文面で見える化しよう
話し合う時には、お互いの意見をただ言い合うだけでは徐々に気分が高揚していき、それもまたトラブルのもととなります。
冷静に話し合いを続けるためにはお互いの意見を文章にしておくことがとても有効です。
まずはお互いがマイホームに求める条件をどんなことでもいいので箇条書きするようにしましょう。
お互いの意見を箇条書きにすることによって、自分自身が気づけなかったマイホームを購入する上で考慮しなければいけない条件を知ることができますし、ピックアップしたお互いの条件の中から優先順位をつけることができるようになります。
マイホームを探す際に譲れない絶対条件をあらかじめ設定した状態で探すと、良いマイホームを見つけるまでの時間がとても短縮できます。
これは実際に物件を見学に行ったときも同様で、見たときの感想をお互いに出しあって文書化することで冷静に物件の分析をすることができます。
マイホームに関しての希望はお互いの本音が出てくるのでなかなか面と向かって言えないことも多いかもしれませんが、むしろ面と向かって意見を言い合うことによって夫も妻も納得できるマイホームを購入することができるのです。
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