外構にこだわって魅力的な新築住宅に仕上げよう
住宅の居住性と外構
住宅の居住性は建物の状態の良し悪しが大きく影響しますが、建物のまわりにある外構も住み心地を左右するポイントの一つです。外構はエクステリアとも称され、敷地にある外堀や垣根、門など住宅以外の構造物や植木などの総称として用いられます。
日本の住宅は古くから植木や垣根、塀などの外構が作られていましたが、住宅の内部を見せない目隠しの機能だけでなく、通気性も兼ね備えた構造になっている物が多数を占めます。日本は多湿な気候なので熱気が籠りやすく、通気性を確保することが住宅の住み心地を良くするための重要な条件だからです。そのため、風を通すすき間がある構造になっていることが理想的な外構とされていました。
現在でも住宅の外構は目隠しと通気性を両立させた造りになっている物が主流ですが、新築住宅は敷地全体のデザイン性を重視した造りになっていることも多く、物件によっては風を全く通さない外構になっていることがあります。そのような住宅は換気扇など、別の方法で通気性を確保することになりますが、立地環境や建物の間取りによっては室内の通気性が乏しいことがあるので注意が必要です。特に小さい子供や高齢者が同居している世帯では通気性の良し悪しが毎日の暮らしに大きく影響することから、健康や安全への配慮が重要になります。
新築住宅は家主が自由にデザインを決められるのが利点。家族全員が快適に暮らせるようにマイホームだけではなく、外構にもこだわることが大切です。
外構でマイホームのおしゃれを演出
住宅の外構は敷地内にある居住部分以外の構造物全般を指すことから、一口に外構へのこだわりと言ってもその内容は様々です。また、入居者の生活様式や価値観によって外構へ求める条件も異なるため、家族に必要な機能を持つ外構に仕上げることが重要となるでしょう。
外構は車両を保管するためのガレージや敷地の境目を明確に提示する塀といった実用的な設備の他、装飾品が付いた門や照明のようなおしゃれを演出する目的で置かれるものも存在します。装飾品として用いられる外構は敷地内の雰囲気を明るくする効果があるのでマイホームを華やかに飾り立てるのに最適です。新築住宅であれば敷地内の置き場所や配線設備の設計も自由に行うことが出来るので、理想どおりの形に仕上げることが出来ます。
その一方で装飾目的の外構は実用性に乏しい他、気分が変わって飽きてしまった際の対処も難しい問題があります。外構でおしゃれなマイホームを演出する際は長期的な視野を持つことが大切です。また、必要となる維持費も正しく算出し、より慎重な判断を心がけましょう。
外構はマイホームでの暮らしを快適に営むために必要な設備なので、長く使えることを前提に作ることが求められます。装飾用の外構についてもマイホームの居住性を上げ、良質な雰囲気を保つ効果がある設備を選びましょう。また、他の用途にも使える汎用性を持たせることでより長く使い続けることが可能です。
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