世界で最も住みやすい都市【2018】大阪3位へ大躍進!東京は7位!
英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が毎年恒例の「世界で最も住みやすい都市」ランキングを発表しました。
1位はオーストリアのウィーン
1位はウィーン(オーストリア)でした。
長年ウィーンと僅差で競いながら7年間連続で首位を守ってきたメルボルン(オーストラリア)は、今回2位という結果に。
2004年のランキング開始以来、欧州の都市が1位を獲得したのは初めてです。
2018年のウィーンは100点満点中99.1点の高得点。
調査結果によると、この1年で対象都市の半数近くで住みやすさが改善したとありますが、西欧におけるテロなどの脅威が低下したことと、ウィーンの低い犯罪発生率がトップへ押し上げる要因となったようです。
3位に大阪がランクイン
1位のウィーン、2位のメルボルンに続いて、2018年は大阪が3位にランクイン!
前年はトップ10圏外だった大阪。「公共交通機関の利便性向上や犯罪発生率の減少」が今回の躍進につながりました。
日本では治安が悪いようなイメージを持たれている大阪ですが、世界的に見ると決して悪くないことが分かります。
紛争の脅威や犯罪率の低さについての「安定性」の項目では満点が付けられているので、むしろ安全な都市と評価されているんですね。
また、日本の都市では東京もトロント(カナダ)と並んで7位に選ばれました。
他の調査機関のランキングでは上位に登場することの多い東京ですが、意外にもEIUでは前年トップ10圏外だったんです。
今回上位にランクインした大阪と東京。
さらに『住みやすい』と感じてもらうためには、「文化・教育」「インフラ」の充実が課題のようです。
「世界で最も住みやすい都市」ランキングの評価基準
EIUのランキングは毎年世界140都市について、5つのカテゴリの 30 項目を評価。「住みやすさ」を数値化し、上位10都市をランキングで発表しています。
◇安定性(軍事的紛争・テロの脅威、犯罪率など)
◇医療(医療機関の利用可能性・質など)
◇文化・環境(気候、社会的・政治的な拘束、文化・スポーツの発展など)
◇教育(教育機関の利用可能性・質など)
◇インフラ(水・電気・通信・交通の整備など)
2018年のトップ10
1位:ウイーン(オーストリア)
2位:メルボルン(オーストラリア)
3位:大阪(日本)
4位:カルガリー(カナダ)
5位:シドニー(オーストラリア)
6位:バンクーバー(カナダ)
7位:東京(日本)
7位:トロント(カナダ)
9位:コペンハーゲン(デンマーク)
10位:アデレード(オーストラリア)
世界で最も住みにくい都市ワースト10も発表
エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)では、「世界で最も住みやすい都市」ランキングと同時に、「世界で最も住みにくい都市」のランキングも発表しています。
ワースト1位は、戦争で荒廃している ダマスカス(シリア)。
犯罪、市民の不安、テロリズム、戦争が、「住みにくい都市」ランキングのワースト10都市で「強い役割」を果たしたとEIUでは述べられています。
安定した生活が送れる治安の良さが、『住みやすさ』では最も求められているんですね。
イエモア@あなたにおススメ