「さとやま菓子工房さくら」は素材と季節にこだわった手作りの和菓子屋さん|【恩智】地域ai
『地域ai』は、地域で愛されるお店を紹介するページです。
直接お店に伺って、お店の方の声やお店の雰囲気を取材。
周辺の情報も併せて紹介していますので、記事を読んでこの地域のことをちょっぴり ”ai” していただけたらいいなぁと思っています。
<2019年7月30日取材>
※メニューや価格は取材日時点のものです。
さとやま菓子工房さくら
『さとやま菓子工房さくら』さんは、八尾市のニュータウンKITTO(キット)の近くにある和菓子屋さんです。
いよいよ夏本番の7月末、
お店におじゃまして店主の寺田さんご夫妻にお話を伺いました。
大阪・京都・広島など各地の和菓子屋さんで修業を積んだ寺田さんが、
高安山のふもと、恩智にお店を開いたのは今からおよそ10年前。
寺田さん:「あったかくて、ちっちゃいお子さんからお年寄りまで覚えやすい、可愛らしい名前のお店にしたかったんです。」
と、店名はひらがなの ”さくら” に。
~『さとやま菓子工房さくら』の看板商品~
『さくら』の看板商品は「恩智心菓 さくら焼き」。
真ん中に求肥の入ったどら焼きです。
柔らかめの求肥が甘さ控えめの粒あんとよく馴染み、
外側の皮も卵たっぷりで美味しい!
『さくら』プチ情報
さくら焼きの消費期限は6日間ですが、店主の寺田さんおススメの食べごろは焼きたてから2~3日なんだそうです。焼きたてはケーキのようにふわっふわ。それが2~3日経つとしっとりに。ふわっふわかしっとりか、お好きなタイミングで召し上がってみて下さい。
~季節の和菓子~
今の時期には、冷たいあんみつやフルーツ大福がよく売れるそうです。
この日はキウイ大福とオレンジ大福が並んでいましたが、
できるだけ新鮮な状態で食べてもらいたいと、1日3回に分けて作られるんだとか!
寺田さん:「イチゴ大福なんかは朝作って夕方までおいちゃうと酸味が増してくるんですよ。オレンジ大福は翌日までいけると書いてはいますが、生ものは買ってすぐが美味しいから、お客さんには今日中に食べて下さいって言ってます。」
お盆頃からはピオーネやシャインマスカットの大福が登場します。
冬になるとイチゴ大福、ラズベリー大福、生チョコ大福、生チョコバナナ大福なんかもお目見えするそうですよ。楽しみ!
店内には他にも、この時期ならではのお菓子がありました。
涼しげな清流をイメージさせる若あゆは、
お腹の中の求肥に四国から取り寄せた生の柚子を練りこんでいます。
夏場にちょっと重く感じがちな焼き菓子も、柚子のほのかな酸味と香りで爽やかに♪
今が旬の八尾の枝豆は、枝豆羽二重餅や枝豆最中に。
一口サイズの最中は枝豆の粒みたいでかわいいですね。
八尾の中でも『さくら』のある恩智が特に枝豆を多く生産しているんですって。
ーー季節ごとに色々な味が楽しめるんですね。
寺田さん:「うちは季節によって(商品が)コロコロかわります。
お客さんも飽きないし、和菓子屋である限り季節感は守りたいんです。」
スーパーなどでは一年中見かける桜もちも『さくら』さんでは、
2月3日の節分が終わって2月4日(立春)から販売を開始し、
端午の節句の柏もちが出る頃には終了。
毎日忙しくしていても
ふと立ち止まって季節に思いをはせる。
和菓子って、そんなステキな時間を与えてくれるんだなぁ。
『さくら』プチ情報
『さくら』では1歳の誕生日に背負う「一升餅」の注文も受け付けています。この辺りでは両足に五合ずつとお尻の下に一升の合計二升分のお餅を用意するんですって。地方によって風習も変わるもんなんですね。
~『さとやま菓子工房さくら』のこだわり~
ーーあんこはこちらで作っているんですか?
寺田さん:「あんこが一番こだわってますね。白、黒、粒あん、全て自家製でやってます。北海道十勝の小豆と京都の丹波大納言を取り寄せて。
和菓子屋であるからには、あんこを一から炊かないと意味がないと思うんで。」
ーーちなみに、どのくらい時間がかかるんですか?
寺田さん:「4時間です。クーラーかけると蒸気ですごいことになるんで、クーラー無しで、鉢巻まいてタオルかけて(笑)。」
わー!夏場は大変な作業ですね (>_<)
『さくら』のオープンは午前8時半。
寺田さんは作り立てを提供したいからと、夜の明けない午前3時頃から作業を始められるんですって。すごい!
『さくら』では小豆以外にも、北海道産の甜菜糖、丹波のつくね芋、国産の小麦粉など厳選した材料を使っています。
そして焼き菓子に入っている卵はごまたまご。
多くのお店では白い卵を段ボールで一度に仕入れるのが一般的なんですが、
『さくら』では色々と試した結果、ごまたまごを10個入りパックで仕入れることにしました。
もちろん仕入れ価格は割高になってしまいます。でも、
寺田さん:「美味しいんです!」
とのこと。
スイートポテトに使っている「農業公園信貴山のどか村」で作られた減農薬のさつま芋は、
虫さんたちも大好きだし、形もボコボコ。
下処理にとても手間がかかります。
寺田さん:「でも味がいいんです。ええもん使うとうまいからね。」
寺田さん:「材料にこだわると、自信をもって作れるんですよ。」
和菓子について話して下さる寺田さんはとても熱心で、
本当に和菓子が好きで、
本当に和菓子を美味しく食べてもらいたいんだなぁって、伝わってきました。
そして、家に帰って食べた和菓子たちはやっぱり美味しかった(^^♪
ごちそうさまでした!
『さくら』プチ情報
『さくら』さんではなんと、オリジナルの”上用まんじゅうケーキ”が作ってもらえるんです!小麦・卵・乳を使わないから、アレルギーのあるお子さんも誕生日やクリスマスが楽しく過ごせそう。
これ以外の商品もアレルギーの特定原材料を表示していますし、保存料などの添加物を使っていないから安心して食べられます。
~さとやま菓子工房さくらの詳細~
【所在地】大阪府八尾市恩智中町1-35-1キラクマンション1階
【電話】072-941-6311
【定休日】木曜日
【営業時間】8:30~19:00(日・祝は17:00まで)
【マップ】https://goo.gl/maps/zgXaA1NvfjVCZipN9
【アクセス】
最寄り駅は近鉄大阪線恩智駅。
高架下にある「近商ストア」の入り口前の道を東へ約100mほど歩けば、
恩智川の手前に『さとやま菓子工房さくら』があります。
お車の場合は向かいにある駐車場の「20番」にとめて下さい。
八尾はいい所
ーー八尾市内で中学生のお子さん達と暮らされているそうですが、八尾はどんなところですか?
奥様:「住みやすいですよ。なんでも揃うし、医療費とかの子育て支援もしっかりしてますし。」
『さくら』さんは、八尾市生涯学習センター「かがやき」で年に2回開催される和菓子教室や、
小学校で和菓子を作る授業にも積極的に参加されています。
寺田さん:「学校に行っても、みんなええ子。」
奥様:「幼稚園、小学校、中学校、みんな(素直で元気がよくて)子犬みたいです(笑)。」
八尾は、そんな風に子供たちがのびのびと成長できるところなんですね♪
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