堺市ってどんな街?子育て・土地柄・住みやすさは?
堺市は転勤族やファミリー層に人気
大阪市に隣接している堺市は、大阪市に通勤する人が多くベッドタウンという土地柄。面積と人口に関しても大阪市に次ぐ第二位の都市です。
堺市の特徴は、エリアごとに住環境の雰囲気が違っていること。
大阪市から近い市の北側は大阪市まで通勤している人の割合が多く、企業が保有する社宅も多い点が特徴です。このエリアは需要が高いので、マンションの開発や建設が進められ、転勤族の人も沢山住んでいます。
一方の南側は、北側と比較すると自然が多いので田舎に似た雰囲気。その分だけ地価も北側より安いため、「大阪市内に通勤がしやすい場所に一軒家を購入したい」と希望する人が南側を選ぶことが多いようです。
堺市に暮らす年齢層を見ると、ベッドタウン化したことによって30代から40代前後のファミリー層の割合が増えています。そのため、子育て真っ最中の家庭が多く、同じ年頃の子供がいるママ友もできやすい環境と言えるでしょう。
堺市の治安は?
一時期、堺市の治安は問題視されたことがありましたが、市街地以外のエリアにまで街灯が整備されたり、地域の人々が夜間や通学時間にパトロールしたりすることを通じて、安心して住める土地になりました。
特に、堺駅の周辺地域はひったくりなどに遭うことも少なくなっています。
堺駅周辺には沢山の繁華街があるので、人通りも多いです。多いとはいえ、混雑しすぎているという印象とは違って、適度な人通りの多さという雰囲気。夜道に関しても、駅の付近は繁華街が多いので明るさも申し分ありません。
ちなみに、堺市の主要な駅は北部の堺東駅や堺駅、中百舌鳥駅。駅周辺には繁華街だけでなく商業施設も充実しています。堺東駅あるいは堺駅から難波駅は、10数分ほどしかかりません。
南側を通るのは泉北高速鉄道だけですが、南海高野線との相互直通運転によって、乗り換えしなくても大阪中心部に移動できて便利です。住みやすさについては、どこの駅の周りにも店舗が集中しているので、買い物が不便だと感じることはないでしょう。
病院や保育園などの施設が充実
堺市は全体的に病院が多く、全国規模で見ても一人あたりの病院数が多い傾向があります。眼科や小児科の専門病院も多いので、子供がいる家庭も安心です。
また、待機児童の問題が社会的な課題として取り上げられることがありますが、堺市では待機児童削減への取り組みが強化されています。
特に堺市の北側に引っ越してくるファミリー層が増加していますが、それでも毎年の待機児童は10名以下。認可保育園を増設するなど、子育て世代に嬉しい環境になっています。
園庭が開放されている保育園や幼稚園があり、市内には公園も多いので入園前の子供が遊ぶ場所にも困りません。
バーべキューができる公園など、家族で一緒に過ごせる施設も揃っています。特に大泉緑地は、堺市内だけでなく周辺地域からも足を運ぶファミリーが沢山いるほどの人気。
さらに、小学校や中学校も教育レベルが年々高まる傾向にあります。公立学校にも人気の高い学校が増えていますし、堺市は子供の学力向上に力を注いでいるので教育熱心な人にも好まれています。
堺市の交通事情
堺市で普通に暮らす分には、北側であれば自転車でもある程度用事が足りる場合も多いです。しかし、例えば「新鮮な野菜を得るために道の駅まで買い出しに行きたい」「アウトレットにショッピングに行く」というように、遠出をする場合には車があった方が便利です。
ここまでは一般的な話ですが、堺市の北側に暮らす場合は必ずしも車を購入しなければならないという訳ではありません。なぜなら、このエリアではカーシェアリングの制度が充実しているからです。
なかもず駅の周辺地域には、カーシェア用の車が沢山用意されています。今までカーシェアを利用したことがない人も、一度利用するとその利便性の良さに驚くはず。2分ほどあれば予約ができる上に、空きさえあればいつでも都合の良いタイミングで利用できます。
これに対して、南側ではカーシェアはそれほど充実していません。そのため、やはり1家に1台車を揃えた方が無難と言えます。しかし、道路の混雑具合に関しては、ひどい渋滞はあまり生じませんし、道幅も広くて走りやすいため、運転が得意ではない女性でも利用しやすいでしょう。
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