内と外をつなぐ空間を楽しむ「アウトドアリビング」

ウッドデッキの画像です

バルコニーやテラスで何をしますか?

少し前までなら、ほぼ「洗濯物を干す」だったでしょう。その他にあったとしても「ガーデニング」くらいですかね。

でも、今ではバルコニーやテラスを第二のリビングとして活用する人が増えています。

 

昔の家には縁側があったように、日本人は中と外があいまいな空間を好んできました。

もともとあったバルコニーに屋外家具を置いてリビング風にしたり、リビングの外にウッドデッキを設けたり。

内と外が緩やかにつながった空間は、気持ちをとてもリラックスさせてくれます。

 

アウトドアリビングを楽しむ

休日の遅めの朝食は、バルコニーで柔らかな朝の光につまれながら。

夫婦での晩酌もテラスでグラスを傾けると、いつもとは違った雰囲気に。

お月見団子はウッドデッキでお子さんと満月を眺めながら。

 

家族や友達と集まってワイワイやるのも、室内よりもアウトドアの方が断然盛り上がります!

屋内とフラットにつながったアウトドアリビングでは、準備や飲み物のお替りなどの行き来も楽々。ご近所がOKならBBQだって楽しめそうですね。

 

アウトドアリビングを作る

アウトドアリビングを作る時には、屋外から室内を室内から屋外を感じられるよう、リビングとの一体感を持たせることが大事です。

 

床の高さをそろえる

リビングの外にウッドデッキを作る時には、床の高さをそろえましょう。サッシもバリアフリーのフラットなものを使えば、移動がスムーズです。

床材の色をそろえる

屋内と屋外で床材の色をそろえれば、視線がつながり、実際の面積以上に広く感じられます。

もっと言えば、同じ素材を使う事でさらに一体感のある空間を演出することも。木材以外に、タイルなどもステキですよね。

全開口の掃き出し窓

バルコニーやテラスへの開口部が小さいと、目に見える境界が増えて空間のつながりが薄れてしまいます。開口部を大きくするとより開放感も増し、風と光の感じられる気持ちのいい空間になります。

そのために選びたいのは、全開口の掃き出し窓。

窓の高さを天井と合わせ、サッシの上部分の下がり壁をなくせば隔絶された感じがなくなります。さらに、引違サッシではなく引き込みサッシを付ければ、サッシのフレームに視界を邪魔されることもありません。

屋外家具を置こう

雨風に強く作られた屋外家具。

今や素材も仕様も多種多様で、木製・ポリエチレン製・アルミニウム製、キャンプ用品のようなものからゴージャスなソファーセットのようなものまで幅広く販売されています。

また、屋根が無い所ではオーニングテントを備え付けておいてもよいでしょう。必要なときは広げ、不要なときは巻き取れるオーニングは、日よけとしてとても便利な設備です。

物干しスペースやゴミ箱など生活感のある物は、壁に隠したり、視角に入りにくいところに置くいった配慮があると雰囲気を壊しません。

プライバシーを確保

アウトドアリビングでゆったりと、と思っても、周囲の視線が気になってはリラックスできません。かと言って、ただ高い塀で囲んでしまうだけでは味気ないですよね。

アウトドアリビングでは植物をうまく植えて、プライバシーを確保しながらも圧迫感をなくす工夫をしましょう。

背の高い植物は、窓の正面より少し脇にずらして植え、小さな植物は少し奥の方に植えてみて下さい。こうすることで遠近法によって、より広がりのある空間に感じられます。

 

アウトドアリビングはメンテナンスが大事

アウトドアリビングは雨風にさらされるのでメンテナンスは欠かせません。

ウッドデッキであれば年に一度は防水塗料の塗りなおし・防腐処理を行いましょう。これを怠ると、腐食やシロアリの被害が広ることに。家に繋がるウッドデッキでシロアリ被害が発生すると、家本体までシロアリが入り込むこともあります。

樹脂製のウッドデッキであれば、比較的お手入れは楽でしょう。ただ、風合いはやはり天然木には劣ります。また、夏場は天然木に比べてデッキが熱くなりやすいというデメリットもあります。

 

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