中古物件を見に行った時のポイントを知ろう!
家族のいるご家庭では1度は考えるマイホーム購入!
マイホームといっても、新築戸建・新築マンション・中古戸建・中古マンションなどその人によっても選ぶのは様々ですよね。
昔は、ほとんどの方が新築を希望しましたが、最近では値段や希望地域なども考えて中古を購入し、リフォームする人が増えています。
中古といっても選ぶ物件やリノベーション次第で新築と変わらなくすることも可能なのです。
中古をリノベーションするといえばマンションのイメージが強い人もいると思いますが、最近では中古戸建を購入してリノベ―ションする人が多くなってきています。
今回は、そんな中古戸建を購入する際の、見学のポイントをお話したいと思います。
何も知らずに見学に行って物件を購入してしまい、後で後悔する、、、という声も聞きます。
そんなことがないように知っておいて損はないですよ。
現地見学の際のチェックポイント
現地に見学に行くまでには、インターネットや物件資料で間取りや立地条件などを確認しますよね。
でも、資料や広告はあくまでも図面上のものなので、詳細までは直接見てみないとわかりません。
そこで、現地へ見学に行って資料だけではわからない実際の状況をきちんと確認することが必要になります。
直接見る事で、住んでからのイメージも膨らみますよね。
では、見学の際にチェックしておきたいポイントを確認しましょう。
<物件見学に持って行きたい便利な物>
●間取りと筆記用具
実際に見ながら、気になるところや部屋の感じをメモを取ったりすると後々資料になります。
●メジャー
実際置きたい大型家具などがある場合は、サイズが入るかなどのチェックが必要です。
●デジタルカメラ・携帯
目でみても、なかなかすべてを記憶することは難しいため、部屋の感じや傷など気になるところを撮っておくことは、帰ってからの資料になります。
※まだ売主さんが住んでいる場合は、撮っていいかの確認は忘れずに。
チェックポイント
①壁紙
壁紙の汚れ、タバコを吸っていたか、ペットを飼っていたか、生活臭、カビなどのチェックをしましょう。
生活臭などは壁紙に染み付いていることが多く、色がすこし変わっていていたり、汚れがついていたりしていることも多いです。
もしシミなどがあれば、雨漏りをしていることも。。。
壁や天井にシミがあったり、カビがあったりすると雨漏りの可能性もあるので、確認が必要です。
最近壁紙を交換しているなら変える必要はないかもしれませんが、
長年そのままにしているのなら交換する対象にした方がいいと思います。
②水回り
キッチンはスペースと設備をチェックしましょう。
冷蔵庫や食器棚を置いた状況でもシンク回りですれ違える広さがあるかなど、
使い勝手がいいかをみましょう。
あとは調理スペースの広さやキッチンの綺麗さ、収納量なども確認します。
キッチン自体を新品にリフォームするのであればいいのですが、そのまま使用する場合はきちんとしたチェックが必要です。
浴室は、洗い場の広さや浴槽の大きさなどの確認が必要です。
最近の住宅はお風呂場のスペースを広くとる傾向にありますが、昔からある家は狭い場合も多くあります。
子どもと一緒に入るスペースが確保できるかや、お風呂の設備や機能などについても見ておきましょう。
また、お風呂場の上のフロアがブカブカしていないかチェックすることも大切です。
湿気が上に抜けていて、お風呂場の上の部屋を支える木組みが腐っている可能性もあるからです。
③部屋の気密性
窓の位置や数はとても重要です。
窓の位置と数で、室内の明るさや風通しの良さ、快適な室温の保持ができるかなどがかわってきます。
部屋に窓が少ないと、冬場に結露が発生したり、夏場は風通しが悪く暑かったりと住みにくくなります。
窓を開けた時と閉めた時で外の音の聞こえた方があまり変わらない場合は、気密性があまりないかもしれませんね。
④日当たり・明るさ
見学はできれば昼間に行かれることをオススメします。
生活するうえで、日当たりはとても重要ですよね。
方角だけで確認するだけではなく、実際の日当たりを確認することが大切!
隣家との角度や距離なども実際見てみないとわからないものです。
プライバシーの観点からカーテンを閉めたままにしなくてはならない場合や、隣の家が高くて日が入りにくいというケースもありますよ。
⑤建具やサッシ
扉やサッシは実際に開閉して、鍵を開けたり閉めたりしてください。
重さや音を確かめ、問題ないかをチェックすることも大切です。
網戸なども破損がないか?窓サッシなどにカビが生えていないかも確認する必要がありますよ。
⑥傾き
建物が傾いていると健康状態にも影響が出るといわれています。
傾きを確かめるにはビー玉などを持参するのがいいでしょう。
ビー玉を置いてみて少しぐらい転がるのはいいですが、ビー玉の動きが早かったり違和感がある場合は傾いている可能性がありますよ。
⑦外溝や基礎部分
基礎のコンクリートにひびが入っていないかや、外溝などに亀裂が入っていないかも確認が必要です。
見た目がきれいでも、基礎部分に破損などがあると今後住むには不安です。
床下換気口が適切にあるかも目で見て確認しましょう。
床下部分のシロアリの被害や、木が腐ったり欠けたりしていないかも見ることが大切ですよ。
⑧耐震性
建築時期には1981年と2000年という2つのチェックポイントがあります。
1981年以降に建築された物件は、新耐震性基準で建てられているので、一定以上の耐震性があります。
2000年には大きな耐震基準の改訂があったので、この時期以降はさらに木造戸建の住宅耐震性が向上しています。
最低でも1981年以降の物件で、2000年以降であればなお安心ということになると思います。
⑨防犯性
周りの環境を確認することは大切ですが、自宅環境もとても大切。
プライバシー確保やセキュリティー対策は重要ですよ。
道路と敷地の位置関係や敷地周辺の様子など、後から変えることの出来ないものはキチンと見ておく必要があります。
家の中からと外から、両方確認することをオススメします。
ただ、自宅の防犯設備は後から付けることが可能なものも多くあります。
窓や玄関ドアを2重ロックにしたり、家の回りにフェンスを付けたり、門扉やカメラをつけるなど、万全な対策をしましょう。
⑩リフォームがしやすいか
中古戸建を購入する際は、購入後すぐか将来的にリフォームすることを事前に考えておく必要があります。
昔からある木造在来工法で建てられた住宅なら比較的リフォームはしやすいのですが、
壁で家を支える2×4工法の木造住宅だと壁を取り払ったり窓の位置を変更することができないケースがあります。
木造以外の独自の工法で建てる住宅メーカーの物件の場合は、リフォームも同じ会社にしか頼めないなどのしばりがある場合もあるそうですよ。
また、違法建築物や、完成後の完成検査を受けていない家は、もし増築など大掛かりなリフォームをしたいと思ってもできない可能性があります。
せっかく気に入って購入しても、今後リフォームできないということがないように、
リフォームを前提としてキチンとした確認をすることが必要なのです。
最後に
色々とポイントをお話しましたが、参考になりましたか?
中古物件は新築物件より値段が安く済むというのがメリットですが、中古ということで何かしらのデメリットもありますよね。
きちんと確認しないまま購入してしまうと、
後々思ってもいなかった不具合が出て、結局かなりの費用がかかってしまったというケースもあります。
そうならない為にも、購入前にしっかりと確認しておくことが必要です。
不動産会社にだけ頼るのではなく、見えるところは自分の目で見て確認することが大切。
決して安い買い物ではないので、自分が気に入って納得して購入したいですよね。
その為にもきちんとしたチェックをしましょう!
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