水回りリフォームで後悔したくないなら押さえておくべき4つのポイント
リフォームを希望する場所として最も多いのが、「キッチン」「トイレ」「お風呂」などの水回りです。
水を多く使用するところは痛みやすく、
家族が毎日使うだけに不具合が気になる場所でもあります。
よし!リフォームをしよう!
でも、リフォームにはそれなりの手間と費用がかかるもの。
「あの時、こうしていれば・・・」
と、後悔したくないですよね。
では、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?
リフォームする前に押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。
必要なリフォームが何かを知る
水回りは毎日使う場所。
日々の小さなストレスも、毎日毎日溜まれば大きなストレスになります。
では、そのストレスの原因は何なのか?
そこを突き止めずに、ただ古く傷んだ設備を新しくしたり、
リフォーム業者に言われるままに工事をしたのでは問題の解決にはなりません。
まずは、リフォーム事例をたくさん見てみましょう。
実際にどのようなリフォームが可能で、どのような違いが生まれるのか。
それを知ることで、自分が気づかなかったストレスにも気づけるかもしれません。
また、不満に思う点は家族それぞれによっても違うもの。
家族みんなでよく話し合うことも大切です。
ただ、リフォームには予算の問題があります。
あそこもここもとなれば、すぐに予算をオーバーしてしまうでしょう。
問題点をリストアップし、優先順位をつけることが重要です。
そして予算と照らし合わせながら、出来るリフォームを選びましょう。
リフォームには、予算の制約の他にも法律や構造の制約があります。
それぞれの土地には、家を建てるための条件となる「建ぺい率」と「容積率」の規定があり、
床面積を増やすリフォーム(増築)の場合、決められた面積以上にすることはできませんので気を付けなくてはなりません。
戸建て住宅は、壁自体が建物を支えている2×4工法の場合、壁を取り除くという形での間取り変更は困難となりますし、
マンションの場合は、各マンションで定められたルールもありますので確認が必要です。
将来を見据えたリフォーム計画を立てる
リフォームは、気になった場所を個別に行える気軽さが魅力の1つです。
でも、気が付けば数年ごとにどこかしらのリフォームをしている・・・
と言うのは、手間も費用も無駄にしていると思いませんか?
耐用年数が同じくらいの水回りの設備は、「こちらはまだ使えるから」と考えず、
まとめてリフォームした方が賢明です。
また、お子さんは成長し、大人は体が衰えてきます。
お子さんが料理のお手伝いをしてくるからと広めのⅬ字型キッチンにしたのに、
今では一人であっちこっち動き回らなくてはならない。
成長したお子さんが一緒に対面式キッチンの中に立つと、スペースが窮屈に・・・
ということも考えられます。
将来どのような生活を送っているかを想像して、リフォームを検討しましょう。
お風呂のリフォームをするときには、手すりを付けたり段差を解消したりしておく、
トイレの便器を入れ替える時にはドアの開き方も変更するなど、
バリアフリーへの配慮も必要です。
「この先長く使うのだから、欲しいオプションを妥協せずにつけておく」と言うのも、
将来を見据えた計画と言えるのではないでしょうか。
「やっぱりアレをしておけば良かった・・・」と思い続けながら生活するのはイヤですもんね。
ショールームで実物を確認
キッチン・お風呂・洗面台・トイレなどの設備は、カタログやホームページである程度候補を絞り込んだら、出来るだけショールームなどで実物をチェックするようにしましょう。
実物を見ると、ずいぶん印象が違って思えることがあります。
ショールームへ行く前の準備
・広さがわかる図面を持って行く。
・現在使っている設備の写真を撮り、サイズを測っておく。
・リフォーム後にも使うものがあれば、サイズを測っておく。
ショールームで確認
ショールームでは見た目だけでなく、実際に使っているシーンをイメージして、動きやすさや使い勝手もチェックしておくと失敗がありません。
お手入れのしやすさについても確認しておきましょう。
リフォーム会社は数社を比較して
後悔しないリフォームを行うためには、リフォーム会社選びも重要です。
まずは、リフォーム会社に「現場調査」を依頼し、リフォームプランと見積書を作成してもらいます。
現場調査は比較検討のため、2~3社へ依頼することをおススメします。
この時、何に困っていて何を実現したいのか、伝える内容を整理しておきましょう。
各社にバラバラの内容を伝えては、比較検討が難しくなるからです。
出来上がったプランや見積書を見て、お願いするリフォーム会社を決定することになりますが、
一番気になるのはやっぱり費用ですよね。
安い価格を提示されればすぐにそこに決めたくなりますが、他社と比べて極端に価格が低い場合には注意が必要です。
企業努力でその価格を実現しているのか、
または、必要なものを省いでその価格を提示しているのか、
その根拠をきちんと確認しましょう。
そして費用以外にも、プランの内容はもちろん大切ですし、
担当者の知識や話しやすさも重要な判断基準になります。
こちらの質問に答えてくれなかったり、あやふやな答えしか返ってこなかったら不安になりますよね。
逆に良い担当者なら、こちらの思っていなかった問題点も引き出してくれるかもしれません。
リフォーム会社が決まれは、プランや費用を詰めていきますが、
追加費用についても質問しておきましょう。
例えば古いキッチンを取り換える際に、床材が想定以上に傷んでいたことが分かり床の工事も必要になる事や、
ユニットバスを入れ替えようとしたら、柱がシロアリ被害にあっていたという事も多いようです。
あらかじめこのような事態を想定して、余裕を持った予算を立てることが必要です。
最後に
今回は、水回りのリフォームで押さえておきたい4つのポイントあげてみました。
最も重要なのはやはり、「必要なリフォームを知る」ことです。
どのような問題点を解決したいのかが分かれば、そこに優先順位を決め、
削れるところは削り、こだわりたい部分にはしっかりとお金をかけることで、後悔しないリフォームを実現することができるのです。
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