男性の男性による男性のための空間が住まいにあってもいいのではないか?
男性に問いたい。あなたの居場所は、家の中でありますか?
こう聞くと、嫌われていないか?と思われてしまうかもしれませんが、そういうことではなく、家の中で自分の居場所はあるか?ということが聞きたかったのです。
家族の中で男性の居場所は非常に作りにくいです。家の大黒柱ではありますが、家に長時間いるのは、やはり、奥さんや子供です。
そのため、書斎や隠れ家などの自分のスペースなどを持ちたがる傾向があります。
ただ、最近では男性も住まいに対する意識が変化し、帰って寝るだけの家ではなく、家族との時間を大切にしたいという男性が増えているように思います。
そこで、問題になるのがやはり自分の居場所です。
奥さんは家のどこでも自分の居場所にしやすく、子供は子供部屋という居場所があるのに対し、男性は住まいの中で「ここが自分の居場所」と主張できる場所が少ないことに気づきます。
そのため隠れ家として書斎や秘密部屋を求めるのですが、床面積の関係で難しいこともありますし、どのような部屋がいいのか漠然としている方が多く見られます。
独立した書斎部屋は難しい場合は、机を中心としたコーナー的な書斎を作ってみるのも一つの手です。少し秘密の部屋っぽくなり、見ればワクワクすると思います
昔と違い、今は寝室等の広めの部屋の一角に、一坪くらいのスペースを確保したり、
廊下の幅を広めにとり、書斎コーナーを作るなど、それぞれの書斎コーナーがあります。
広々とした何かとマッチングした書斎ではなく、まとまったスペースがある書斎だけの場所にしたい際は、階段下や小屋裏の隠れスペースを活用することで、隠れ家的な自分だけの書斎空間として楽しむことも可能です。
書斎一つとっても様々な書斎があり、自分が好きな書斎を突き詰めてみてください。
また、こうした住宅のちょっとしたスペースを有効利用することで、書斎として利用するだけでなく、子供部屋や家族の趣味のスペースや収納スペースとしても活用することができるので、これから住宅を建てる方やリノベーションしてみたいという方は、ぜひ検討頂きたいと思います。
男性のための書斎は本当に必要なのか?
個人の意見としては、必ず必要だと思います。
必ずです。
なぜ、ここまで言い切るのかというと、家族関係も良好になること間違いないと私は思うからです。
男性は、基本的に「一人の時間」を大切にする傾向があります。
しかし、家族ができるとその時間もなかなか作れませんし、外で時間を作っても、家族から遅いと文句を言われることも多々あるかと思います。
幸せな生活だったとしても、窮屈な部分はなにかしら出てきてしまうのが当たり前です。
そんな時に書斎や隠し部屋があれば、「一人の時間」を作ることができるのです。
◆書斎・隠し部屋のメリットとは?
・一人の時間をしっかり確保
・自分好み空間を確保
・負の感情の際に落ち着ける空間を確保
・仕事や趣味に集中出来る空間確保
このように様々なメリットが生まれます。
自分の時間を作れることで、ストレス解消にもなりますし、穏やかな生活が暮らせるのです。
男性だけのメリットでは?と考えられるかもしれませんが、女性にもメリットがあります。
例えば、子供がいるとなかなか自分の作業に集中できません。
例えば縫物です。そんな際は、隠し部屋や書斎を使えば、ゆっくり作業できますし、旦那様と喧嘩した時も男性の方が書斎にこもっていれば、顔を見なくて済むなんてこともあるかもしれません。
ほんの一例ですが、子供もワクワクすることは間違いありませんし、夫婦にとっても大切な空間になるのが「書斎・隠し部屋」なのです。
書斎のメリットについて掘り下げてみよう!
書斎や隠し部屋の良さは伝わりましたか?
ここからは、もう少し先程お伝えしたメリットについて掘り下げてみようと思います。
一人の時間をしっかり確保
こちらは、先程も例として出させて頂きましたが、家族でもお互いに一人の時間持てるというメリットがあります。
男性が読書や仕事の事を一人で静かに考えたり、ネットや音楽を聴いたりと「個人」の時間を大切にしていて、
女性が家事や子供の面倒を見た後に、リビングでゆっくりTVを見る時間が欲しい・大切だとおもっていたならば
そんな思いがあるのにも関わらず、片方は音楽が聞こえ、もう一方はTVの音が聞こえる。掃除機や洗濯機の音かもしれませんが、生活音があれば、癒しにもなりません。
だからこそ、男性は書斎に行き、女性はリビングにくつろぐことができれば、お互いがストレスになることもなく、ストレスも解消できるのです。
自分好み空間を確保
家族で住んでいる場合、住まいのデザイン・使うものは奥様や子供の好きなものによります。
これは、仕方がないことです。
その中で自分自身が好みを発揮できる唯一の場所は、書斎や隠し部屋以外にありません。
その空間の大小に関わらず、自分の好きにできる空間があるのは、かなりの癒しとストレス解消になります。
負の感情の際に落ち着ける空間を確保
これも、少し話題に出しましたが、仲良しだったとしても些細なことで喧嘩は起こります。
これも仕方がないことです。
すぐに仲直りするのが一番いいことです。でも、事によっては時間が必要な時もあると思います。
そんな時に、お互いに距離を置くために助かるのが書斎等です。
夫婦がお互いに少し距離を置けば、クールダウンし素直になれること間違いありません。
仕事や趣味に集中出来る空間確保
自分の作業に集中したい時に、書斎は活躍します。
テレビだったり、人だったりがいる空間だとなかなか集中できません。
書斎であれば、目移りするものもないため、自分の作業をもくもくとこなすことができるのです。
いくつか実際に見て、良さを感じよう!
◆シンプル イズ ザ ベスト
リビングや寝室の一室にシンプルな机と本棚を。角におき、ちょっとした書斎を作るパターンになります。
椅子の後ろに、大きな本棚を置くことで、リビングや寝室と切り離された空間を演出できます。
◆シンプル イズ ザ ベスト 02
こちらも、シンプルスタイル。柱の角を上手く利用し、そこに机などを置いています。
このような場所に光が差し込むようにしておくと、昼下がりにゆっくりした時間を過ごせるのではないでしょうか?
◆角の空間をくりぬいて、個室に変身
ひっそりと佇むその趣がベスト!このような小さなスペースを作るだけでも、お洒落になりますし、さらに小部屋としても使えるのでとっても便利です。
◆趣味部屋。自分だけの書斎を
4帖ほどの広さに机と書類と趣味がずらっと!自分だけの部屋のため少し乱雑でもなにもいわれません。
シンプルもいいですが、男性らしくごちゃっとしていてもいいかもしれません。
◆無骨な男の書斎
L字テーブルで、無骨なスタイルです。仕事と読書のみを楽しむことができる空間です。
なにも余分なものを置かないことがシンプルでかっこいいですね。
◆THE 書斎
大きな棚に本、本、本。
よくある書斎の形です。
大きな棚はしきりに使いつつプライベート空間を使っても良し、角におき書斎スペースを角にするのもいいですね!
書斎を確保する際に注意してほしい点
書斎や小部屋を作る際に気を付けてほしいのは、ある程度の開放感も考えておくことです。
どういうことかというと、完全に施錠してしまえるのは避けるべきということです。
こんな話があります。
旦那さんが、書斎スペースを作成するために、リノベーションしました。
その際に、自分だけの空間だから、鍵もかけれるようにしておこうかなと。
完成し、書斎を使う際に、旦那様は鍵をかけるようになったのですが、
それが後々奥様を怒らせてしまう原因になってしまいました。
鍵をかけることで、自分だけの空間にはなりますが、音楽などかけていた場合は、声をかけても気づきません。
直接呼ぼうにも、鍵がかかっていてどうすることもできないといったケースです。
鍵をつけてもいいかもしれません。ただ、何かしら意思の疎通はできる様に、ある程度の開放感はあってもいいかもしれません。
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