「固定金利型住宅ローン」2019年9月最低金利を更新
世界的な長期金利の低下を受けて今月も金利を引き下げた銀行が多くなっており、フラット35は3か月連続で過去最低金利を更新しています。
フラット35の最低金利1.11%
全期間固定金利である「フラット35」。
2019年9月のフラット35取扱い金融機関の金利は、返済期間が21年以上35年以下・融資率9割以下の場合、1.11%~1.87%の金利幅となっています。
その中での最多金利(各金融機関が最も多く設定している金利)は1.11%であり、これが今月の最低金利です。
前月比0.06ポイントの下落でした。
これまでの最低金利の推移を見ると、2018年7月末の日銀の金融緩和の微調整により長期金利が上昇し、その影響で11月までは最低金利は上昇を続けました。
12月に下落に転じてからは下がり続け、5月にいったん上がったものの、6月以降また下落へ。
7月には最低金利が過去最低となり、8月、9月と過去最低を更新しています。
一般的に「変動金利」<「固定期間選択型変動金利」<「固定金利」という順で金利は高くなりますが、「変動金利」が横ばいであることから「変動金利」と「固定金利」との差が小さくなってきていると言えそうです。
金利が低いことが最大のメリットである「変動金利型住宅ローン」に対し、
「固定金利型住宅ローン」は借入当初から最後まで金利や返済額が変わらないことが魅力でしょう。
しかし超低金利時代と言われる現在、「固定金利型住宅ローン」においても金利は低くなっています。
金利上昇局面ですぐに借り換えや繰り上げ返済のできるタイプの方でないならば、金利上昇リスクを回避するという意味で「固定金利型住宅ローン」を選択するという方法もあるでしょう。
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