【家づくり】ここだけは絶対にケチってはダメ!
念願のマイホーム、ローコストで高品質な家に住みたい!!
これは誰もが願うことですよね。
でもコストを抑えて、どこもかしこも理想道理の完璧な家を作るのはなかなか難しく、
どこかで妥協する必要があります。
しかし、ここだけはケチってはいけないというところも!
地盤・躯体
”建物全体を支える地盤の調査、地固め、改良、擁護工事”
”家の骨組みとなる基礎・土台・柱・梁などといった躯体構造(主要構造)”
これは絶対に質を落としたり、ケチったりしてはいけない箇所です。
これらは、後々の修理や補強が非常に困難なうえ、家の耐久性・耐震性はここで決まると言っても過言ではないからです。
耐久性・耐震性に優れた材料で頑強に造るとなるとそれなりの費用が必要です。とは言っても、余計にかかっても数10万円程度。
これが経年劣化や地震ですぐに傾いてしまったとなれば補修費用は莫大な額になるでしょう。
これから先ずっと暮らしていく家ですから、長い目でみると大きなコストダウンにもつながります。
耐震性に関しては「住宅性能表示」を参考にするといいでしょう。耐震等級は1~3で表され、最も高いのが3です。
また、最近では「gal(ガル)」という単位もよく聞きます。
galとは加速度の単位で、地震などの時に建物にかかる瞬間的な力を表します。2011年に起きた東日本大震災では2900gal以上の数値が出たとも。
ハウスメーカーによっては「〇〇〇〇galに耐えられる家です」といった評価をしているところもありますので、こちらも知っておくといいかもしれません。
丈夫な家を建てるというのは、家の寿命を延ばすだけでなく、そこに住む人の命を守ることでもあります。地盤や躯体についてはケチらず必要な費用をかけるようにしましょう。
断熱性能
断熱性能とは「夏は涼しく、冬は暖かい」快適な住み心地の家を実現するための大切な要素。
家の断熱性能を高めるためには、効果のある断熱材を用い、サッシ(窓・枠)には断熱効果の高いものを使うことが重要です。
でも内装が出来上がってしまえば断熱材は見えませんし、断熱性能が高いのかどうかは、素人にとっては実際に暮らしてみなければわかりませんよね。
断熱性は、キッチンや浴室のように目に見えるものではないので「ここぐらいなら・・・」と、つい妥協したくなります。
しかし、待ってください!あなたは暑さ寒さにうんざりさせられる生活がしたいですか?
エアコンや暖房機などをガンガン使うことになれば、光熱費もバカになりません。
また、感熱性能が低いと結露が多く発生します。毎日窓を拭かなければならず、カーテンはカビだらけ、天井や床にはシミが・・・
こうなってから、断熱材をもっと良いものにしようとしても簡単にできません。
キッチンの耐用年数は10年から20年、ユニットバスは15年くらいと言われています。「10年後に入れ替えるのだから」と、最初はグレードの低い物を選ぶというのも考え方の一つでしょう。
でも断熱材はそうそう入れ替える物ではありません。だから、絶対にケチってはいけないところなのです。
外壁
全体の金額を低く抑えるためにグレードを下げる人が多いのが、外壁です。
そして最初にグレードの低い材質を選んだがために、10年後には貼り替えが必要となってしまうケースが多いのも現実なのです。
外壁のリフォームは足場を組むため、その分の費用もかさみます。規模や工法にもよりますが、120㎡の家でおよそ100万円~200万円はかかるでしょう。
外壁の違いは耐久性だけでなく、見た目の重厚感、防音効果、汚れの付きやすさなどもあります。
メンテナンスに手間や費用がかかることを考えれば、外壁でケチってしまうのは賢明ではありませんよね。
まとめ
中には何度か住宅を買い替える人もいます。
でも多くの人にとっては住宅は一生に一度の大きな買い物となるでしょう。
目に見えるところにこだわって理想の住まいを作ることも大切ですが、目に見えないところにこそお金をかけるべき物があります。
そこをケチらないことが快適に長く住み続けるコツです。
「妥協しても良いところ」と「妥協してはいけないとことろ」をきちんと見極めて、後悔しない家づくりをして下さい。
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