「献血」新型コロナの影響で足りなくなっている献血に行くときの注意点
新型コロナウイルスへの感染抑止対策の影響で献血者数が減り、輸血用の血液製剤を作るための血液が不足しています。
日本赤十字社によると、2月下旬の血液確保は計画の約9割にとどまったそうです。
献血の方法は大きく分けて2つ。
常設の血液ルームでの献血と、イベントなどに出向く移動献血車での献血です。
この移動献血車が、新型コロナの影響でイベントが次々中止になったことで出動できなくなったことが、血液不足の大きな要因となっているのです。
献血に行くときの注意点
多くの方が困っている今だからこそ、今まで献血をしたことの無い方にも献血に行っていただきたいですね。
ただし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、いくつかの注意点があります。
事前の電話予約
日赤では、献血ルームで献血する場合には、前日午後5時までに電話予約をして欲しいと呼びかけています。
多くの方が一度に訪れると新型コロナウイルスへの感染リスクが高まるので、時間帯を分けて献血をしてもらうためです。
献血ルームでは、問診や検査用血液採取の待ち時間、献血の順番待ち、献血後の休憩時間など、待合室で他の人と一緒に過ごす時間が結構あるんですよね。
お近くの献血ルームはこちらから探せます。
献血ルームへ行く時には、前日午後5時までに予約の電話をしましょう。
体調によっては献血を断られることも
献血ルームでは受付の時に手指の消毒を求められます。
そして、体温測定で37.5度以上の発熱があったり、医師の問診でせき症状などがみられた場合は献血を断られます。
その他、通常の条件によっても断られる場合がありますので、詳しくは日赤HPの「献血をご遠慮いただく場合」をご覧いただくか、問診の医師にお尋ね下さい。
献血は人のためならず?!
献血は、病気で困っている人を助けるためにできるボランティア!
・・・なのはもちろんそうですが、
人のためだけでなく、自分に嬉しいサービスも沢山あるんです。
血液検査で健康診断
献血をすると血液検査をしてくれて、後日結果が郵送されます。
検査結果にはそれぞれの数値の基準値も記載されているので自分の健康が把握できるというわけです。
お菓子やジュースがもらえる
私の行っている献血ルームでは自動販売機のカップで出てくる飲み物が飲み放題で、献血が終わった後にはアイスクリームの自動販売機のコインがもらえます。
このように、どの献血ルームでも食べ物や飲み物が無料で提供されているようですよ。
待ち時間に退屈しないようにと、漫画をズラリとそろえているところもあります。
また、イベントの移動献血車の場合には、イベント主催者からプレゼントがもらえることもあります。
継続した献血を!
献血できる間隔は上表のとおりです。
200㎖献血は年間、男性6回以内、女性4回以内
400㎖献血は年間、男性3回以内、女性2回以内なら可能です。
成分献血は、血小板成分献血1回を2回分に換算し、血漿成分献血と合計で24回以内 が可能です。
献血者の減少はコロナウイルス騒動以前から言われていました。
少子高齢化で血液製剤を必要とする高齢者が増える一方、献血をする健康な若者は減る傾向に。
しかも、実際に献血をした人の年齢を見ると、10代・20代のは右肩下がりになっています。
今回の血液不足の報道で初めて献血をした人も、継続して献血をしましょう。
イエモア@あなたにおススメ