【身近な灯り】蛍光灯の種類と見分け方!蛍光灯をLEDに交換する際のポイント!
私たちが毎日使っている「蛍光灯」。
夜を明るく照らす蛍光灯は現代生活には欠かせないものです。
でも、蛍光灯ってたくさんの種類がありますよね。
部屋の蛍光灯が切れたときに電気屋さんに買いに行くと、色々な種類のものが売られていて迷われる方も多いのではないでしょうか。
今回は、蛍光灯の種類と見分け方について、
更に蛍光灯をLEⅮに交換する際のポイントをご紹介したいと思います。
蛍光灯とは
蛍光灯とは照明の一種で、その仕組みは
蛍光管の中の水銀ガスに電流を通すことで発生する紫外線が、蛍光塗料の塗られた蛍光管の内側にぶつかり、蛍光塗料が発光するというものです。
業務用から家庭用まで様々な用途で用いられている最も一般的な照明で、最大の特徴は寿命が長いことです。
蛍光灯の種類にもよりますが、点灯可能時間は6000~10000時間くらいです。
ただ、蛍光灯は1回オンオフをすることで、約1時間程度の寿命が減るといわれています。
その為、頻繁にオンオフをする場所には適していません。
蛍光灯の種類
では蛍光灯にはどんな種類があるのでしょうか?
蛍光灯の点灯方法にはスタータ型、ラピッドスタータ型、インバーター型と3種類あり、
それぞれには特徴があります。
スタータ型
グローという小さな点灯管を使って点灯させる方式です。
点灯までやや時間がかかり、若干ちらつきがあるというデメリットがあります。
しかし、簡素な設計で価格が安いので一般的に広く普及しています。
ラピッドスタート型
スイッチを入れるとすぐに点灯するよう設計されていて、グロー式よりも安定器が重く大きいのが特徴です。
グローランプ不要です。
下記のインバーター式が主流になる前は、かなり一般に普及していましたが、今ではインバーター式が主流になってきています。
インバーター型
電子回路で構成されていて軽量ですぐ点灯できる安定器です。
ちらつきがなくワット数あたりの明るさも高いのがメリットです。
他に比べて省エネですが、価格が高いのがデメリットです。
蛍光灯の見分け方
蛍光灯は器具の点灯方法の違いによって、使用する蛍光灯管も変わります。
蛍光灯管の端にかかれている文字を見て種類を見分けましょう。
FLで始まる蛍光灯管を使うのはスタータ型
FLRで始まる蛍光灯管を使うにはラピッド型
HFやFHで始まる蛍光灯管を使うにはインバータ型
蛍光灯が切れてしまい、新しいものを買いに行く際は、切れてしまった蛍光灯の端に記載している品番を写真で取ると間違いなくて済むので安心ですよ。
例えば、一般的な蛍光灯で
[FLR40SW/M/36]とある場合、
・点灯方式:FLR(ラピッドスタータ型)
・管長:40形
・管径:S(32.5mm)
・光式:W(白色)
・形:M(ラピッドスタータ形)
・消費電力:36W となります。
是非参考にしてみて下さい。
光の種類
光の色合いによって3種類に分けられます。
昼光色
少し青みがかった白い涼しげな光色です。
いわゆる、自然な感じの光です。
キッチンや子ども部屋、オフィスなどにオススメです。
同じワット数なら昼白色より明るく感じます。
昼白色
白い自然な光です。
すがすがしく爽やかな光で、インタリアなどを明るく見せてくれます。
長く過ごす場所にオススメです。
オフィスや一般家庭でよく使われています。
電球色
赤みを帯びていて、暖かみのある落ち着いた光です。
白熱電球の色を蛍光灯で再現した色です。
人に安らぎと落ち着きを与える作用がありますが、作業台や勉強机など明るさが必要な場所では不向きです。
寝室やリビング、和室などに使われています。
蛍光灯をLEⅮに交換する際のポイント
白熱電球をLEⅮに交換したことのある人は多いと思います。
では、蛍光灯をLEⅮに交換することはできるのでしょうか?
直管型蛍光灯をLEⅮに交換
直管型の蛍光灯とは、オフィスや学校などで良く使われる真っ直ぐで細長い蛍光灯です。
白熱灯と交換できるLEⅮランプがあるように、『工事不要で直管型の蛍光ランプとそのまま交換できる』とうたった直管型LEⅮランプが売られています。
ただし、こちらは選び方が難しく、間違えるとショートして発火したり、省エネ性能が発揮されなかったりする恐れがあります。
直管型の蛍光灯をLEⅮに交換する場合には、配線工事(バイパス工事)を業者さんに依頼する方が無難でしょう。
この工事を行えば、照明器具を交換することなくLEⅮランプを使用することが出来ます。
丸型蛍光灯をLEⅮに交換
家庭のリビングなどで多く使われている丸型のシーリングライトは、天井に固定されている直管型の蛍光灯と違って取り外しが簡単です。
これまで使っていたシーリングライトの器具を取り外してLEⅮの照明器具と交換すれば、専門の業者さんを呼ぶことなくLEⅮ照明にすることが出来ます。
蛍光灯の丸型照明器具を外すと、天井に配管器具が付いています。
これにLEⅮ用のアダプターを取り付け、照明器具をセットすれば完了!
天井を向いての高所作業となりますので、落下等に気を付けて行ってください。
まとめ
いざ電気が切れて蛍光灯を買いに行くと、たくさんの蛍光灯に圧倒されますよね。
どれを選んでいいかわからずその場からずっと離れられずにいたこともありました。
しかし少しでも理解すれば、蛍光灯選びも楽しくなるはずです。
蛍光灯一つで部屋の雰囲気を変えることができます。
これを機会に家の蛍光灯について考えてもいいかもしれませんね。
ここの部屋はこのような雰囲気にしたいと考えていると、どんな色の灯りがいいかなどが見えてくると思います。
次に蛍光灯が切れた時にもスムーズに蛍光灯選びができるかもしれませんね。
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