【火災保険】落雷で電化製品が破損!証明書はどうする?
雷が近くに落ちて電化製品が壊れてしまった時、火災保険の申請に必要な【落雷の事実がわかる証明書】は、どこで手に入れたらいいの?
異常気象の影響でゲリラ豪雨や落雷が近年増えていると感じますよね。
自宅に直接雷が落ちたわけではなくても、近くに落ちた雷によってパソコンなどの電化製品が壊れてしまうことがあります。
そんな時、加入している火災保険で補償される場合があるってご存じですか?
でも、保険金を請求するには落雷が原因で破損したことを証明しなければなりません。
では、いったいどのような証明書を用意すれば良いのでしょうか?
火災保険の補償範囲や、保険金請求の流れについてもご紹介します。
火災保険で補償されるのは火災だけではない
”火災保険は火災が起きたときだけ補償されるもの”と思っていませんか?
実は火災だけではなく、
◆落雷
◆破裂・爆発
◆建物外部からの物体の落下・飛来・衝突など
◆漏水などによる水濡れ損害
◆騒擾(そうじょう)・集団行動等に伴う暴力行為
◆風災・雹災(ひょうさい)・雪災
◆盗難によって建物に生じた盗取(とうしゅ)・損傷・汚損
◆水災
(※保険プランによって補償範囲は異なります)
など、様々な状況が補償対象になっているんです。
更に火災保険には「建物補償」と「家財補償」があり、「家財補償」を付けていれば落雷による電化製品の破損も補償されます。
保険金支払いまでの流れ
一般的な保険金請求の流れは次の通りです。
①保険会社へ事故の連絡
②保険会社より保険金請求に必要な書類等の案内(送付)
③保険会社へ保険金請求に必要書類の提出
④損害状況の確認・審査
⑤保険金の支払い
損害保険金として支払われる金額は、損害額から免責金額(自己負担額)を差し引いた残りの金額です。
落雷の事実がわかる証明書は公的機関からは発行されません!
多くの場合、保険会社から求められる「保険金請求に必要書類」の中には【落雷の事実がわかる証明書】というものがあります。
通常、地震や洪水といった自然災害に遭うと、公的機関から罹災(りさい)証明書が発行されますが、雷が落ちた時の落雷証明書というものはありません。
保険会社から【落雷の事実がわかる証明書】を求められた場合には、破損した日付をきちんと記録したうえで、次のいずれかを提出するといいでしょう。
- 気象庁や気象観測会社が提供している観測情報
- 電力会社のホームページ等にある落雷情報を印刷したもの
- 新聞記事
- 電力会社の雷による停電証明
また、保険会社によっては「落雷による過電流が原因」と分かる修理不能証明書を家電メーカーなどで発行してもらい、提出する場合もあります。
雷が落ちる前にチェック!
いざ雷が落ちてから慌てることのないよう、
火災保険の補償内容や保険会社の連絡先をあらかじめチェックしておきましょう!
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