「アイコス」「グロー」「プルーム」「パルズ」の特徴をザックリ解説!
嫌煙ブームの中で人気を集めているのが、「アイコス」「グロー」「プルーム」「パルズ」といった加熱式タバコ。
それぞれの加熱式タバコの特徴をザックリとご紹介しましょう。
実は違う「加熱式タバコ」と「電子タバコ」についても解説します。
「加熱式タバコ」って?「電子タバコ」じゃないの?
「アイコス」、「グロー」、「プルーム」、そして2019年に新しく登場した「パルズ」、
これらは加熱式タバコです。
一般的に紙巻きタバコではない新世代のタバコのことを全て電子タバコと呼ぶ人が多いですよね。
でも実は加熱式タバコと電子タバコは別物なんです。
その違いはズバリ、タバコの葉を使っているか使っていないか。
加熱式タバコはタバコの葉を加熱し、成分を含んだ蒸気を吸い込んで楽しみます。
一方、電子タバコはリキッドと呼ばれる液体を気化させて香りのついた水蒸気を楽しむアイテムであり、タバコ成分は一切含まれていません。(日本ではニコチンを含むリキッドは販売禁止となっています。)
ただし煙らしきものがしっかりと出ますし、元々タバコの代替品としての意味合いが強かったことから
タバコの一種として認識されています。
「アイコス」「グロー」「プルーム」「パルズ」の特徴をザックリ解説
アイコス(IQOS):フィリップモリス
タバコ感が最も強く、1本の喫煙時間が長いのが特徴のアイコス。
2019年9月に2本連続喫煙が可能な「IQOS 3 DUO」が発売され、現在はバッテリー一体型で10本連続喫煙可能な「IQOS 3 MULTI」と従来機の「IQOS 2.4 Plus」を合わせた3機種を展開しており、約300℃~350℃の高温加熱式です。
カートリッジは『ヒートスティック』という名称で、「マールボロ」と、アイコスのために開発された「ヒーツ」の2ブランドがあります。
ヒートスティック1本で約6分間味わえるのは、現在国内で流通している加熱式タバコでは最長です。
グロー(glo):ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
グローはアイコスほどタバコ感は強くありませんが、たくさんのフレーバーから好みの味を選ぶ楽しみがあり、特にメンソールの種類が豊富です。
現在、「glo series 2」「glo series 2 mini」「glo pro」「glo nano」の4種の高温加熱式と、
低温加熱式デバイス「glo sens」が展開されています。
「glo series 2」は連続30本使用可能。
「glo pro」はブーストモードを搭載することで、最速で約10秒というスピーディーな加熱と、より深い味わいを実現しました。
シリーズ初の低温加熱式「glo sens」は高温加熱式よりも豊かなフレーバーを楽しめます。
グローのカートリッジは『ネオスティック』。ブランドは「KENT」と「neo」「neo pods(glo sens専用)」があり、「KENT」と「neo」の2つだけでも合わせて23種類のフレーバーが楽しめます。
プルーム(Ploom ):JT
加熱式タバコ特有のニオイが気になる人に人気なのがプルームです。
これまで低温加熱式タバコの「Ploom TECH 」で独自路線を歩んでいたJTですが、2019年1月に、「Ploom TECH 」よりも吸いごたえを高めた低温加熱式「Ploom TECH Plus」と高温加熱式の「Ploom S」を発売し、低温加熱式タバコ2機種、高温加熱式タバコ1機種という3機種体制になりました。
現在「Ploom TECH 」専用のリフィルは、「メビウス」「ピアニッシモ」の2銘柄で、計10種類。「Ploom TECH Plus」専用のリフィルは全8種類。
「Ploom S」の加熱温度は他社の高温加熱式タバコよりも低めの約200℃。プルームの特徴である”ニオイが少ない”を最低限維持しつつ、高温加熱式特有の紙巻きタバコに近い喫味を実現する絶妙な温度となっています。
「Ploom S」は、タバコ葉を紙巻きにした専用の『たばこスティック』を使用しますが、現在はわずか4種類という必要最低限のラインアップにとどまっています。
パルズ(PULZE):インペリアル・タバコ
パルズは、2019年10月に全国展開が開始された後発の高温加熱式タバコです。加熱温度は通常の約345℃と、約315℃の「エコモード」を選べるので、1台で2種類の味わいが楽しめます。
コンパクトなサイズながらバッテリー一体型で、フル充電の状態なら連続最大20本まで喫煙が可能です。
また、独自の技術・製法を用いることで、ほかの高温加熱式タバコと比較して特有のニオイが軽減されているのも特徴です。
現在、全国展開されている専用カートリッジ『iD・スティック』は、キレのある超爽快メンソール「アイディー・スティック・メンソール」と、さわやかな清涼感の「アイディー・スティック・ミント」の2種のみ。今後の展開が期待されます。
加熱式タバコもマナーを守って
紙巻タバコと比べて健康への悪影響が少ないと言われる加熱式タバコですが、ニコチンが含まれていますので依存性があり、もちろん未成年の喫煙は禁止されています。
また、新しい技術であることから健康への影響等まだわかっていないことが多いというのが現状です。
加熱式タバコも喫煙可能エリアで吸うなど、マナーを守って利用しましょう。
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