今年の「ふるさと納税」は今年のうちに!人気の返礼品もご紹介
今年も、もうそろそろ終わり。
会社員の方は年末調整の書類を会社に提出している時期ですよね。
その年に支払った保険料や住宅ローンの残高を申請すれば、所得税が還付されたり、来年の住民税が少なくなったり・・・。
ちょっと待ってください!
そんな税金の控除に関して、もう一つ忘れてはいませんか?
そう、『ふるさと納税』です!!
『ふるさと納税』とは、自治体に寄付をした場合、2,000円の自己負担分を差し引いた額が所得税や住民税から控除されるというもの。(控除には限度額があります。)
更に、自治体からは「返礼品」が送られてきてとってもお得!
今年も残りわずかです。
今年の『ふるさと納税』は今年のうちに。
今年の「返礼品」は今年のうちにゲットしましょう。
「ふるさと納税」についてはこちらの記事もご覧ください。
納税(寄付)先で人気の自治体は?
自治税務局市町村税課が発表している「ふるさと納税に関する現況調査結果」によると、
平成29年度の『ふるさと納税』の実績は、約1,730万件、約3,653億円でした。
都道府県別で最も受け入れが多かったのが北海道で、約220万件、約365億円です。
北海道には美味しい物が多くて魅力的な返礼品も沢山あるし、
受け入れ金の使い道も応援したいと思えるものだから。
もちろんそれもありますが、面積の広い北海道は市町村の数が他の都府県に比べてずば抜けて多い(受け入れ先が多い)ことも要因かもしれません。
では、自治体別に見てみるとどうでしょう。
1位は大阪府泉佐野市!
受入額の約135億円は2位に2倍近くの差をつけています。
泉佐野市の「返礼品」のラインナップは1,200件以上で、
特産の泉州タオルや玉ねぎ、水ナスといったものもありますが、
航空会社のポイントや、泉佐野市とは直接関係のない高級ビール、果物なども・・・
そんな選択肢の多さや、還元率の高さが人気の理由のようです。
総務省からは「ふるさと納税の返礼品は原則として地場産品に」
「返礼品の調達価格を寄付額の3割以下に」という通達が出ていますが、
利用する私たちも、
「便利に使える」「お得感が高い」物に魅力を感じてしまいますもんね。
人気の「返礼品」は?
大手ふるさと納税サイトのランキングを見ていると、
・お肉
・お米
・ウナギ
といった食品が上位に。
例えば、大阪府泉佐野市 10,000円の寄付で「黒毛和牛小間切れ切り落とし2.2㎏」
茨城県境町 12,000円の寄付で「お米4種食べ比べ20㎏セット」
高知県四万十町 14,000円の寄付で「四万十うなぎかば焼き(超々特大)2本セット」などです。(※現時点ですでに受付終了となっている場合があります。)
また、サイトによっては、
静岡県小山町 10,000円の寄付で「サーティワンアイスクリーム商品券(500円×8枚)」や
長野県小谷村 17,000円の寄付で「モンベル ポイントバウチャー5,000pt」
が上位にきているところもありました。(※現時点ですでに受付終了となっている場合があります。)
商品券やポイントなら好きな時に使えて好きなものに交換できる点が良いのでしょう。
また、年末ならではの「返礼品」も注目されつつあるようです。
年末におススメの「返礼品」は?
(画像はイメージです)
年末におススメの返礼品はズバリ ”おせち料理” です!
3万円~4万円の寄付で受け取れる、二段重や三段重のおせち料理が人気で、
有名料亭監修のものや、その地域の特産品を盛り込んだものも。
ほとんどが冷凍なら12月25日ころからの配送、チルドなら12月30日~31日に届きます。
単品で食べられるいくらやかずのこも、この時期申し込みが増えていますよ。
人気の品はすでに受付を終了しているものもあるので、申し込みはお早めに!
また、冬は家庭で鍋をかこむ機会が増えますよね。
そこでおススメなのが ”カニ”!!
(画像はイメージです)
北海道・北陸・山陰 など、
有数の水揚げをほこる漁港のある自治体は要チェックですよ。
ちょっと変わったところでは、
”静岡県沼津市の深海からやってきた世界最大の甲殻類「高足ガニ」”
なんていうのはいかがでしょうか?
他にも すき焼き、もつ鍋、クエ鍋、フグちり、しゃぶしゃぶ、ちゃんこ鍋!
地元の食材を活かした あったか~いお鍋のセットが沢山あります。
年末は『ふるさと納税』で心も身体もお財布もポカポカに温まりましょう!
「返礼品」にはこんなものまである!
「郵便局の見守りサービス」
寄付を行った自治体に住む家族の自宅を郵便局社員等が毎月1回訪問し、生活状況を確認して、その結果を申込者へ知らせるサービスです。
2018年7月現在で60以上の自治体が取り入れていて、
多くの場合、6万円ほどの寄付で6ヵ月間の見守りというもの。
12ヶ月のプランや電話での見守りを用意している自治体もあります。
他にも、
高知県室戸市「イルカトレーナー体験」や
徳島県佐那河内村「出張 阿波踊り」など、
土地柄を活かしたサービスも面白そうですね。
兵庫県 多可町の「ご当地ヒーロータカゴールドになれる券」は100万円の寄付が必要なので、相当な「タカレンジャー」ファンでお金持ちの方でないと・・・。
『ふるさと納税』を賢く利用!
『ふるさと納税』は1年間の寄付額から2,000円を引いた金額が、年収や家族構成などから計算した限度額以内なら2,000の負担だけで様々な「返礼品」が受け取れます。
例えば年収500万円で共働きのAさんの限度額が6万円だとします。
6万円の寄付で受け取れる、和・洋・中の揃った「豪華おせち料理」が2,000円で堪能できる!
いいですよね。
でも、こんな使い方も。
それぞれ3000円の寄付で受け取れる、お菓子、お酒、お野菜、加工食品、調味料、日用品などを20種類!
これでも負担金は2,000円のみです。
ふるさと納税サイトを利用すると、複数の自治体への寄付も同時にできますし、
新しい「返礼品」が次々掲載されますので、欲しい物が見つかる度に申し込むということもできますね。
(※受け取り回数に制限がある自治体が一部ありますのでご注意下さい。)
限度額を超えるとその分自己負担額は増えますが、
トータルのお得感と釣り合わせてみると、まだまだお得!ということもありますよ。
年末ギリギリの『ふるさと納税』で気を付けたいこと
『ふるさと納税』ではその年の1月から12月に行った寄付に対して、2,000を差し引いた額が減税されます。
納めるべき税金以上に戻ってくることは無いので、この納めるべき税金の額+2,000円が最も得する寄付額ということになります。
「せっかくだったら限度額いっぱいまで使いたい!」
そんな人は、年末ギリギリになって滑り込みで寄付をすることがあるかもしれませんが、
そこには注意が必要です!
その年の『ふるさと納税』とみなされるのは、
12月31日までに申し込んだ分ではなく、12月31日までに寄付金の受領が終わった分なのです。
自治体によっては年末の受付期限を早めているところも(11月末まで等)ありますので、
気が付けば来年分に・・・とならないよう、しっかりとチェックしましょう。
また、「返礼品」によっては予定数量を定めているものもあり、年末にはすでに申込終了になっている場合も。
数に限りのある「返礼品」は申し込むタイミングも大切です。
『ふるさと納税』の確定申告などについては、こちらの記事をご覧ください。
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