福岡の水のふるさと【朝倉市】で暮らそう
朝倉市はこんなところ
朝倉市は福岡県の中央部に位置し、市域の南側には、境界にほぼ沿う形で九州第一級の河川「筑後川」が流れています。
市の南西部は盆地、東北部は古処山をはじめとする600〜900m級の山々が連なる山地となっており、西端部に鉄道駅や商店街などが集まっています。
朝倉市が「水のふるさと」言われるのは、山地の中に福岡市など周辺地区への水資源供給の役割を担う『江川ダム』『寺内ダム』があるから。
筑後川沿いを中心に広がる肥沃で平坦な農地では、米や麦、万能ねぎをはじめとする農産物の生産が行われています。
さらに、山間丘陵地では、柿、梨、ブドウ、りんご、いちじくなどの果樹の生産が盛んで、「フルーツ狩り」などの体験型観光や、地元で採れる新鮮な食材を使った料理やお菓子なども人気。
中でも、黄金川だけで採れる”スイゼンジノリ”は、絶滅が危惧される貴重な特産品として注目されています。
交通は市域の南部を大分自動車道が走り、『甘木』『朝倉』『杷木』の3つのインターチェンジが整備されているほか、
『甘木駅』を起点とする甘木鉄道と西鉄甘木線の2つの鉄道、そして国道386号や国道322号などの幹線道路をはじめとする道路網によって、福岡市や久留米市、大分県などの周辺都市と結ばれています。
子育て
子ども医療
朝倉市では就学前の乳幼児の医療費は無料です。
小学生の自己負担額は、
通院:1,200円/月(上限:医療機関ごと)
入院:500円/日(月7日限度:医療機関ごと)
中学生は入院費のみ助成します。
学童保育所・病後児保育
朝倉市の学童保育は、小学校6年生までが対象。
高学年になっても友達と楽しく放課後を過ごすことができるので、日中保護者が不在になる家庭も安心です。
朝倉市では『乳幼児健康支援一時預かり事業(病後児保育)』を行っています。
これは、生後3か月から小学生までの児童を対象とし、病気の回復期等により集団保育や学校生活が困難な期間に、一時預かりを行うというものです。
共働きで子育てをしている家庭には心強い事業ですね。
ファミリー・サポート・センター
「ファミリー・サポート・センター」は、乳幼児や小学生などの子どもを持つ子育て中の方で、子どもの預かりなどの援助を受けることを希望する人(おねがい会員)と、援助を行うことを希望する人(みまもり会員)とのコーディネートを行う組織です。
養成講座を修了した方が責任をもって援助してくれるので、周りに頼れる相手がいなくて孤立してしまう心配もありません。
その他の子育て支援
『マタニティクラス(母親学級)』や『プレパパママクラス(両親学級)』が開催され、
妊娠中や産後の過ごし方、育児などについて学ぶことができます。
パパの妊婦体験(妊婦ジャケット着用)は、貴重な経験になるのでは?
また、『こんにちは赤ちゃん事業(第2子以降の乳児訪問)』では、生後4か月までの乳児がいる家庭を対象に、保育士が訪問し、子育て支援に関する情報提供や育児の相談などに応じてくれます。
そして朝倉市では、市内で開催されるイベントに、移動式の「赤ちゃんの駅」(乳幼児の授乳、おむつ交換等を行うことができる移動式テント)を貸し出しています。
乳幼児を連れた保護者も安心してイベントに参加でき、交流の輪も広がりますね。
朝倉市のおススメスポット
秋月城下町
朝倉市の中心地から北へ約7キロ。「古処山(こしょざん)」のふもとの盆地にあるのが、秋月城の城下町です。
城下町全体が国の伝統的建造物群保存地区に選定されており、城址や武家屋敷などが大切に残されています。
春には桜、秋には紅葉の名所としても知られ、「筑前の小京都」として観光客に親しまれています。
水車群
約230年前に設置されたこの自動回転式の重連水車は、日本最古の実働する水車として全国的にも有名。
平成2年には「堀川用水」とともに国の史跡に指定されました。
例年の稼働期間は、6月17日 から10月中旬 まで(水稲作付期間)で、
水神社で「山田堰通水式」が行われ、稼働を開始します。
現在、朝倉市にあるのは菱野の「三連水車」・三島の「二連水車」・久重の「二連水車」の7基。
緑の山々をバックに悠然と回る姿も印象的ですが、お盆の時期には菱野の「三連水車」がライトアップされ、闇夜に幻想的な姿が浮かびあがります。
夜の静けさに響く水の音を聞きながら、悠久の人々の営みに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
イエモア@あなたにおススメ