大阪府藤井寺の周辺情報や不動産情報について
大阪にある藤井寺市って聞いた事ありますか?
藤井寺市は、大阪府内で最も小さい市なんですよ。全国でも5番目に小さい市です。
藤井寺市の地図を見ると、多くの古墳があることが分かりますよね。このことからもかつては政治の中心地だったことがうかがえます。
また、室町時代に入り観音信仰が盛んになるにつれ、西国三十三カ所五番札所である「葛井寺」の門前町として発展していくことになります。
藤井寺市の名前はこの『葛井寺(ふじいでら)』に由来します。
時は流れ 大正時代、大阪鉄道によって道明寺~阿部野橋間が開通したことにより、本格的な住宅開発が進むこととなりました。
そして現在も大阪市の近郊ベッドタウンとして発展し続けています。
ちなみにベッドタウンとは、そのままの意味で「大都市への通勤者が睡眠のために帰ってくる町」という意味です(^_-)-☆
藤井寺は昔から大阪にとってなくてはならない土地だったんですね。
藤井寺の建物
藤井寺の由来でもある「葛井寺」の門前町についてお話したいと思います。
「葛井寺」は駅から近く、周辺は商店街や住宅地域として開発が進んだため、今では、昔ながらの家並みはほぼ残されていません。
ただ、「葛井寺」南門から延びる道筋には、藤本酒造場を中心とした白壁の町並みが残されています。
長く続く白壁は、かつて多くの財を成した商人のお屋敷だったのかな?
当時の様子に思いをはせながら巡ってみてはいかがでしょうか。
また、江戸末期に建てられた河内の民家をそのまま記念館として公開ししている『松永白洲記念館(まつながはくしゅうきねんかん)』
築139年の古民家カフェ『楽時屋(たのしや)』
明治10年築の入母屋造り 大和棟の町家をアートギャラリーにした『ゆめいろミュージアム』など
古民家を活用した楽しい施設なんかもありますよ♪
藤井寺は本当に住みやすい場所なの?
大阪府藤井寺市は大阪府の東南部、南河内地域に位置しています。
そんな藤井寺市は住みやすいのでしょうか?
藤井寺市はベッドタウン。
小さい市ですが、人口密度が非常に高いのが特徴です。
実際に多くの人が暮らしており、遺跡や歴史的な建物などに魅力を感じる人も多いと思いますが・・・
実際の所どうなのか?
住んでいる方々に聞いてみました。
藤井寺市の印象とは?
・静かな街ですが生活に困ることもなく、カフェやスーパーやコンビニもほどよくあり、すみやすい街です。(30代/女性)
・神社、古墳が多く点在し、竹之内街道は特に栄えていたため、白壁の蔵通りが残っていたりと歴史を感じさせてくれる街並みです。(20代/男性)
・近鉄南大阪線、道明寺線があって、天王寺もアクセスしやすいので遊びにも困りません。(10代/男性)
・数年後には大きなショッピングモールができるので、楽しみです。近所付き合いもよくて住みやすいです。(10代/女性)
・駅前に何でもそろっているし、自転車さえあればどこへでも行ける(50代/男性)
藤井寺市はベッドタウンとしての側面が大きいため、暮らしている世代はばらばらです。
役所・銀行・買い物施設など、生活に必要な施設がすべて身近にそろっているて、交通アクセスも良い。
自然や歴史を感じることもできる。
そんな藤井寺は、どの世代にとっても過ごしやすい土地のようですね。
藤井寺市には有名スポットはあるの?
小さな街中にこれほど、古墳や文化遺産、重要文化財が点在している市は、珍しいかも?!
美しい自然や歴史情緒に、普段の生活の中で自然と触れられる。
そんな機会が多いほど、暮らしを豊かにしてくれるものです。
これが、藤井寺市が人気の街となっている理由の一つなのかもしれませんね。
・道明寺天満宮です。全国の天満宮と同じくたくさんの梅の木が植えられていてシーズンには梅の良い香りが辺り一面に漂います。(20代/女性/会社員)
・古市古墳群のうちの市ノ山古墳や岡ミサンザイ古墳など、数多くの古墳を見ることができます。(10代/男性/パート・アルバイト)
◆主な藤井寺市の有名スポット
・道明寺天満宮
大阪府藤井寺市道明寺に位置し、新年の初詣に始まり、一年中参拝者の絶えない神社です。
毎年1月25日に行われる「うそかえ祭り」をご存知ですか?
木製の小さな「うそ鳥」の入った袋を『替えましょう、替えましょう』と言いながら、周りの人とどんどん交換していきます。
しばらくして太鼓の合図があると中を確認。(ドキドキ)
「金」と書かれていたら18金の、「銀」と書かれていたら純銀の、「木」と書かれていたら三寸の木製のうそ鳥と交換になります。
書かれていないものも身替り災難除けの御守です。
知らない人同士が笑顔で声を掛け合う、面白いお祭りでしょ♪
見事な梅園のある『道明寺天満宮』
運が良ければ、結婚式の花嫁さんを見ることができますよ♪
駐車場もありますが、近鉄南大阪線『土師ノ里』駅または、『道明寺』駅の利用をお勧めします。
・津堂城山古墳
4世紀後半に古市古墳群の中で最初に造られた前方後円墳で、国の史跡に指定されています。
現在は公園として整備され、「史跡城山古墳ガイダンス棟・まほらしろやま」で津堂城山古墳について色々と知ることができます。衝立形埴輪や円筒埴輪も展示されていますよ。
また、春にはお花見スポットとして多くの人が家族や友人と集まり、思い思いに桜を楽しんでいます。
6月には『しょうぶ祭り』が開催される「花ショウイブ」の名所でもあり、写真を撮ったり写生をしたり、この時期だけの美しさを切り取ろうとする人々の姿が♪
その他にも、梅・菜の花・ハス・コスモスなど四季折々の花が古墳を彩り、訪れる人の目を楽しませてくれています。
遊具や広場もあって、子供から大人まで地域のみんなの憩いの場となっている古墳です。
・藤井寺市立生涯学習センター(アイセルシュラ ホール)
藤井寺市立生涯学習センターは、世代を問わず学び、集い、遊び、交流しあえる、個性豊かな生涯学習活動を支援できる施設。
建物のデザインは、船形埴輪・修羅をモチーフにし、歴史を継承するとともに、未来へと出帆する船というイメージからこのような形になりました。
本やおもちゃで子供が遊べるコーナーがあり、お母さんたちの情報交換の場にもなっています。
夏場は小さなお子さんも遊べる水遊びスポットとしても人気ですよ♪
藤井寺市の名前の由来となったお寺『葛井寺(ふじいでら)』
ご本尊は「十一面千手千眼観世音菩薩像」であり、毎月18日以外は開扉されない秘仏です。
日本に現存する千手観音像としては最古のものの一つであり、
胸の前で合掌する2本の手を中心に1039本の大小の脇手が円形に展開しています。
彫像の千手観音像は40本(合掌手2本を合わせて42本)の手で「千手」を代表させるものが多く、このように実際に千本の手を表現する千手観音像は非常に希少なんです。
また、葛井寺は『藤』の名所としても有名です。
境内に作られた藤棚に力強く蔓をはりめぐらせ、白や紫色の見事な藤の花が咲き誇ります。
長く垂れた花房はすぐ近くで見る事ができ、可憐な香りを楽しむこともできますよ。
◆藤井寺に住むにはいくらかかる?
藤井寺周辺に住んでみたいな。
便利そうだなと感じてくれたら嬉しいですが、
藤井寺の物件相場が分からなければ不安ですよね。
なので、藤井寺の新築・中古戸建・マンションがどれくらいのお値段なのかお伝えしようと思います。
藤井寺市の新築戸建て
藤井寺市の新築戸建ては、土地面積約80~100平米が多く、間取りは4LDKなど広い場合が多いのではないでしょうか。
車庫は1、2台分あり、2,000万円代でゆったりとした新築戸建てが購入できます。
また、藤井寺市にある近鉄南大阪線の3つの駅はすべて準急停車駅です。
そのため、天王寺や大阪市内へのアクセスはとても便利です。
藤井寺市の中古戸建て
藤井寺市の中古戸建ては、価格の安いものであれば300万円台から。駐車場付きで1,000万円以下の物件も検討することができるエリアです。
土地が広く、駐車場も大きく魅力的な中古戸建が1,000万円台後半でも流通しているため、中古戸建てを購入し、リノベーションするご家族が多く見られます。
藤井寺市の中古マンション
藤井寺市の中古マンションの価格帯は、500万円~1,000万円前半。
中古マンションに関しても、藤井寺市にはリノベーションしやすい物件が多数あります。
ただ、物件自体の数が少ない傾向にあるため、気に入った物件があるのであれば早めの購入がおすすめです。
中古マンションでリノベーションするための必要な知識とポイント
まとめ
藤井寺市は、心を豊かに・穏やかに過ごせる町です。
藤井寺が大阪のベッドタウンとして人気な理由は、交通アクセスの利便性・商業施設の充実度、そして大事なのが歴史を身近に感じられるということではないでしょうか?
ストレス社会と言われる現代で、心を落ち着かせるお寺・古墳・歴史文化財や古き良き日本を思わせる街並み、
そして緑豊かに整備された公園や河川敷、
精神的な豊かさを実現することができる環境が十分に整っているといえます。
都会に疲れたのであれば、ぜひ藤井寺をお勧めしたいと思います。
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