不動産でよく聞く「片手」「両手」って何!?
不動産仲介業者は、不動産仲介手数料で成り立っている。
初めまして。
今回は、不動産で耳にすることがある「両手」「片手」についてお話していきたいと思います。
なぜか?
上記の「両手」「片手」の意味を理解することで、不動産会社の話をしっかり理解することが可能になり、ひいては騙されるリスクがなくなり、後悔しない住宅購入ができるからです。
まず、不動産仲介業は、「不動産仲介手数料」で成り立っています。
商談途中に「お金を頂いたら、物件探します!」なんてことにはなりません。
ここを、押さえた「両手」とは?「片手」とは?がよりわかりやすくなります。
例で見てみよう!片手、両手の違い
結論から言うと、「手数料が、両手は片手の倍」です。
これは不動産会社側の視点ですが、両手の方が片手より多くの手数料が貰えるため
儲けが増えるということです。
例をあげて説明すると、
ある時、あなたは持っている住宅を買ってくれる人を探しています。
自分で見つけるのは面倒ですし、手続きが大変!そこで、A不動産に買主を探してもらう様に依頼しました。
時は同じくして、場面は変わります。
住宅を買いたいなと思っている、BさんがC不動産に探してくれるようにお願いしました。
C不動産は、A不動産が預かったあなたの住宅を、Bさんに紹介し、Bさんは気にいったため、あなたとBさんの間で、売買契約が成立。
成立した時点で、不動産会社は仲介手数料をもらえます。
上記の場合で考えた場合、不動産仲介手数料を貰えるのはA不動産とC不動産です。
つまり、売買契約が成立後に入る仲介手数料は、
あなたからA不動産会社へ、BさんからC不動産会社へ支払う形になります。
上記が、「片手」取引です。
では、続いて両手の例をあげてみます。
あなたが、買主を探してもらうため再度A不動産へ依頼しました。
A不動産は、他の会社を通さず、直接買主Bさんを探し、売買契約を結びました。
上記の場合は、仲介業者はA不動産しかおらず、売主と買主から、不動産仲介手数料をもらうことができるのです。
これが「両手」です。
つまり、仲介手数料が二人分になるということです。
不動産用語 「片手」とは?
先程の説明で、大体は分かってくれたかと思います。
片手を文字にすると
「あなたが住宅を探してもらっている不動産仲介会社が、あなたからだけ不動産仲介手数料をもらう」
です。
先程の例の様に、物件を売りたい人と買いたい人の不動産仲介会社が違っていたら、自分と関わった人にしか手数料はもらえないということです。
不動産用語 「両手」とは?
不動産に関わっている方なら、有難いなと、嬉しいなと思うのが両手です。
両手を文字にすると
「あなたが住宅を探してもらっている不動産仲介業者が、あなたと買主(売主)から不動産仲介手数料をもらう」
です。
つまりは関わった人だけ、手数料が貰える単純なことなんです。
よく、両手になりやすいのは、
新築一戸建て、リフォーム済の中古マンションになります。
関西であれば、新築一戸建ての約70~80%は両手物件ではないでしょうか。
ちなみに、片手・両手という言葉は、人間の手という意味ではなく、手数料の手を表しています。
ここまで読んで思う疑問にお答えします!
仲介業者を通さない売買は可能なのか?
ここまで読むと、また、片手・両手のような手数料の話をすると、人間なので手数料を支払わないするためにどうにかならないのか?
なんて思われるかもしれません。
これに関しては、可能ではある。というのが答えです。
売主・買主が同意し、法的に問題のない契約書類のし、決済が完了すれば、契約が有効にはなります。
ただ、これには大きな問題があります。
・契約書はどう書けばいいのか?
・引き渡し後・引き渡された後のトラブルが起こった場合は?
・ローンはどうするのか?
など問題が山積みです。
基本的に住宅を買うのであれば、不動産仲介会社を通さないという選択はないと考えた方がいいかもしれません。
仲介してもらうメリット・デメリットは?
不動産仲介手数料の片手や両手が発生するにしても、個人間ではなく、仲介してもらうメリットはなんなのか?
ただただ、手数料を払うわけではなく、手数料の意味を知ることで納得できる部分もあるのではないでしょうか?
◆メリット
・買主、売物件探しを任せれる
・書類作成など、全て作成してくれる
・ローンを使った売買が可能になる
・何かトラブルが発生した時に、対応してもらえる
・損害が発生しても補償を使うこともできる
◆デメリット
・成功報酬として不動産仲介手数料を支払う
上記の様に、メリットとデメリットを比較しても、メリットのほうが大きい、つまり、自己契約という考えはおすすめはしません。
両手・片手などの仲介手数料を値引くという選択肢
よく聞かれる質問に
「仲介手数料を値引きてきないのか?」
という意見があります。
手数料は値引かない方が良いと思います。なぜなら、売買契約は賃貸とは異なり、多くの責任を負う必要がありますし、契約までの手続きが複雑で面倒です。
そのような諸々の手続きを安心して依頼するための手数料なので、ここを削って、何かトラブルが起こっても文句は言えません。
まとめ
住宅をお探しであれば、ある程度の不動産知識を取得していくと、スムーズに話が進みます。
知識がないとしても、丁寧に教えてくれる営業さんや会社に出会うことも大切です。
大手や中小など、さまざまな不動産仲介会社がありますが、どの会社にもメリット、デメリットは存在します。
大手だからと、小さいからと思うのではなく、何を提供してくれるのかを把握することが、後悔のない住宅購入につながると思います。
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