部屋を快適にするためのエアコンが効かない!原因と対処法とは?
毎日暑い日が続いていますね。
梅雨も明けると、本格的な夏がやってきます。
そんな時、自宅ではエアコンをかけないと蒸し風呂状態に。。。
我慢して使用しないでいると、家の中で熱中症になってしまうこともあります!
しかし、エアコンをかけても効かないとか、全然涼しくならないということはありませんか?
故障の場合もありますが、けっこう身近なことが原因かも。原因を知りさえすれば簡単に改善することもあるのです。
そこで今回はエアコンが効かない原因と対策ご紹介したいと思います。
チェックするポイント
①室内機のフィルター・ファンを掃除しましょう
フィルターやファンを掃除していないまま使い続けると、想像以上のホコリがたまっていることがあります。
エアコンはフィルターやファンが風の通り道となります。
そこにホコリがあると風が通らず、冷たい風が出ないので、部屋が冷えません。
掃除機で吸い取るか、水洗いなどして綺麗な状態にしてください。
ホコリをそのままにし、エアコンを使うと風と一緒にホコリが出てくるので、健康にもよくありませんよ。
フィルターを外す前にフィルターの周りやエアコンのパネル部分についたホコリを掃除機で吸います。そうするとフィルターを外した時にホコリが降ってくることが防げます。フィルターをゆっくり外し、外側に付いているホコリを掃除機をかけて吸い取ります。掃除機だけではホコリが完全に取れない場合もあるので、たまにはお風呂場で水洗いして日陰干しをするようにしましょう。
☆ファンの掃除方法☆
ファンはエアコンファン洗浄剤が売っていますので、それを使用します。
エアコン周辺に液だれ防止用ビニールを隙間なく張り、洗浄剤を下からふきかけます。
割りばしや歯ブラシなどでファンを動かしながら行います。
吹きかけたら40分ほど放置したのち、洗い流します。
最後に全体をふき取り、『送風』で内部を乾かします。
ただ、ファンの洗浄はなかなか内部まで綺麗にするのは素人では難しいところもあります。
汚れがひどい時などはプロの掃除屋さんに頼むことをオススメします。
②室外機の掃除をしましょう
室内機は掃除していても、外にある室外機を見ていないという人は多いと思います。
外にあるので、汚れやすくホコリもたまりやすいものです。
基本的には外に設置されることを前提に製造されているものになりますが、定期的にはクリーニングをして、綺麗にしておくことが大切です。
③室外機の置いている環境を確認しよう
気温があまりにも高いと、室外機がとても熱くなり、効率が悪くなってうまく冷えないこともあります。
室外機が予想以上に熱くなっていないか、直射日光が当たっていないか確認をしてみましょう。
夏場の直射日光が当たるのを防ぐだけで、エアコン効率や電気代が10%前後改善するとも言われているようです。
室外機をすだれやベニヤ板などで覆って光を遮ったり、日陰を作るなどしてください。
他には
室外機の前はスペースを空けるようにして物を置かない
枯れ葉などの詰まりを除去する
などして風通しのいい環境を作ることも大切です。
室外機が暑くなりすぎず効率も上げることができます。
④部屋の環境を確認しましょう
いくらエアコンをつけていても、家の断熱や遮熱性能が低いと効きが悪くなります。
直射日光が当たっている窓ガラスなどはとても熱い状態に。
その熱さが部屋に伝わってしまうことがあります。
まずは、外からの熱を遮断するためにも日陰の環境を作ることが大切です。
遮光カーテンやすだれ、よしずなどをつけたり、ゴーヤなどの緑のカーテンで熱を部屋に入れないことが大切です。
特に南向きの部屋は冷えづらいようなので、工夫が必要ですね。
☆すだれとよしずの違いについてどちらも直射日光と人目を遮ることができるカーテンやブラインドと同じ効果を持ちながら、風と通すことができるものです。
すだれ・・・竹を編んで作る日除けで、主に軒下からつるして使用します。
よしず・・・葦を編んで作る日除けで、すだれより大きくて立てかけて使います。海の家でよく見かけるのがよしずです。
⑤エアコン能力と部屋の大きさが合っていないことがあります
エアコンには能力が設定されていて、冷やせる範囲や広さが限られています。
角部屋か最上階部屋か、熱を発生させる家電が多いや、キッチンがある部屋かなど、それぞれの部屋の状況の違いで選ぶエアコンも変わってきます。
畳数だけで選んでしまって、結果として部屋に合っていなかったというケースもあります。
是非購入時には一度お店のスタッフに相談するようにしてみてください。
◆エアコンの畳数表示についてエアコン購入時によく見る『6帖~8帖用』などといった表示ですが、ほとんどの人が“6帖から8帖の部屋用”と思っていると思います。
しかし、それは間違っています!
もし『6帖~8帖用』と記載があれば、部屋の広さが“木造住宅なら6帖、鉄筋住宅なら8帖”という意味なのです。
もし木造住宅にお住みの方であれば、8帖の部屋には『6帖~8帖用』であれば目安より広いので、効かない可能性があります。
選ぶ時の1つの目安にしてください。
⑥ガス不足の可能性
エアコンはガスが漏れていると冷えなくなります。
常に少しずつガスは漏れているので、長年使っていると当然ガス不足になります。
ガス漏れの見分け方があるので、一度確認してください。
室外機本体の右側にカバーがあるので、それを外して2本ある配管の内1本に白く霜がついていたら、ガス漏れの可能性が大きいです。
ガスが漏れているとご自身では修理できませんので、エアコン専門業者に依頼して下さい。
取り付けて間もない場合は、取り付け業者のミスという場合もありますので、相談してみてください。
⑦扇風機やサーキュレータを活用しましょう
エアコンだけでは全体が冷えない時は扇風機やサーキュレータなどを使用して、全体に冷たい風が回るようにしましょう。
吹き抜けがある家には天井にシーリングファンがついていますよね。それと同じ原理で、部屋の空気を循環してくれます。
だまされたと思って一度使用してみてください。
予想以上に快適になるので、オススメです。
風がさらに涼しくなり、エアコン温度の設定を上げることができるので、省エネになりますよ。
サーキュレータと扇風機の違いとは?
扇風機の特徴
●人に直接風を当てる
●風量が少なめで、遠くまで風が届きにくい
●首振り機能や風量の調節、タイマーなど多機能
サーキュレーターの特徴
●室内の空気を循環させる
●羽の周囲に太い幅の枠があり、横方向に風が抜けないようになっている
●風は強く、まっすぐ遠くまで届く
●音や振動が大きいこともあり、就寝時は不向き
⑧古いエアコンは買い替えを検討しましょう
エアコンが効かないと感じたら、まずは室内機・室外機の確認や部屋の環境、ガス漏れの確認などを行います。
それでも原因がわからない場合は、故障している可能性があります。
その場合、修理代で高い値段がかかる可能性があるので、特に古いエアコンなどは買い替えてもいいかもしれませんね。
最近のエアコンは省エネで、昔のものに比べて半分くらい安くなっているものもあります。
冷却効率も上がっていて、安い光熱費で涼しくなりますよ。
最後に
いかがでしたか?
毎日暑い日が続き、クーラーがないと暮らしていけない方も多い中で、効きが悪い時には色々原因がある可能性があります。
すぐに故障と思わず、一度何か原因はないか確認をしてみてください。
そして、部屋の環境をかえるだけでも改善されることもあるので、色々工夫してみてくださいね。
リモコンの電池が切れていたり、調子が悪かったりで、うまくコントロールできていないこともありますよ。
リモコンも定期的に電池の点検をしてください。
熱い夏を乗り越えるためにも、エアコンはとても重要です。
決して無理に我慢せず、適度にエアコンを使用して、水分補給をして、熱中症には十分気を付けて下さいね。
@あなたにおすすめ
風の通りを気にする方。窓の配置を少し考えるだけで風通しのいい家になる!?