独身男性が今後も楽しく生きていくための暮らし方とは
独身として生涯生きていくためには備えが必要
生涯未婚率が年々上昇しています。
生涯未婚率とは、50歳になるまで一度も結婚をしたことがない人の割合です。2017年に国立社会保障・人口問題研究所が発表した情報(2015年集計データ)によると、男性23.6%、女性14.1%が未婚であり、またこの数字は今後上昇を続けるだろうとされています。
では、なぜ未婚率が上昇を続けているのでしょうか。
考えられる理由のひとつとして、女性が社会進出を始め、ひとりでも生活できるようになったという点があります。
結婚には良い面も悪い面もあります。家庭に恵まれなかった人は特に、結婚に良い印象を持つことができないかもしれません。人の生き方も多様になり、結婚をして今の生活が変わるくらいなら独身を選ぶというのもひとつの生き方です。
ただ、男性も女性も生涯ひとりで生きていくのなら、そのための備えをしておく必要があります。上記にある研究所が出したデータとして、40歳の時点で既婚者と未婚者の平均余命を調べたところ、未婚者の方が8年以上も短かったというものもあります。
では、独身男性が楽しく元気に人生を送っていくためには、どんなところに気をつければいいのでしょう。
独身生活を楽しむために、まずは食生活の改善を
独身男性にとって苦手なもののひとつとして、家事が挙げられます。仕事にやりがいを感じているような人は特に、家には寝るためだけに帰るという生活になりがちです。
しかし、今後長く生きていくことを考えると、自宅はやすらげ、力を蓄えられるような空間にしておく必要があります。掃除や洗濯はこまめにやっておきましょう。また、食生活を整えることも大切です。
街に出かければたくさん飲食店がありますが、毎日外食ではどうしても栄養が偏りがちになりますし、お金もかかります。まずは簡単な自炊を始めてはいかがでしょうか。おかずはスーパーでお惣菜を買ってくるとしても、ご飯は炊飯器で炊いてみる。朝ご飯は目玉焼きを作ってみるなど、簡単なことから始めれば挫折もしづらくなります。
ちょっと凝った料理に挑戦したくなった時にはネットで探せばいくらでもレシピが出てきます。「男の簡単手料理」などの言葉で検索すれば、基本的な道具と調味料を使って見栄えのある料理を作ることもできます。
お惣菜と違い、温かい手料理はやはり美味しく感じられます。それが自分で作ったものならなおさらです。一度成功すれば、どんどん挑戦したくなるかもしれません。
趣味を見つけると人生に張りが生まれます
どんなに楽しくても、仕事ばかりしていては疲れてしまいます。また、独身としての暮らし方が定年後も続くとしたら、仕事以外の楽しみがなければ気持ち的に燃え尽きてしまうかもしれません。
なにか趣味を見つけてみてはいかがでしょうか。定年後から始めてもいいかもしれませんが、始めたことに必ずしもはまるかというとそうとは限りません。今のうちから趣味探しを始めてコツコツと続けていけば、講師になることで老後の収入源にすることも可能です。
たとえば、最近では男性の通う料理教室が人気です。講師が男性の教室もあるので気兼ねなく参加できます。
スポーツで汗を流したい場合、長く続けられるものとしてはダンスが挙げられます。以前映画にもなりましたが、社交ダンスは歳をとっても続けやすく、健康的です。
絵手紙や編み物などもブームになりましたので、探せば通える範囲でサークルや教室が見つかることでしょう。
人と交わることが苦手であれば、パソコンを習ってみるというのはいかがでしょうか。教室である程度教えてもらえば、後は自宅でコツコツと勉強できます。
誰かと生きていくことも考えてみませんか
このように、現在では独身男性として楽しく暮らしていく方法はたくさんあります。人には色々な事情があるのだし、自分の人生なのだからひとりで楽しく生きていけるのなら何の問題もありません。
ただ、長く独身だったからといって、今後の人生ずっと独身で過ごすしかないのかというとそうでもありません。
子供がほしいのなら早めに結婚をする必要がありますが、そうでないのなら、今はいくつになっても結婚相手を探せます。現在では、高齢の人たちのための結婚相談所があります。同じようにずっと独身だったり、死別や離別のため結婚相手を探している人もいます。
長い人生を過ごしてきたからこそ、相手に優しくできる人もいるでしょう。ひとりで生きてきてふと寂しくなった時、結婚を視野に入れることも考えてみてはいかがでしょうか。
もし結婚をまったく考えられないとしたら、同じような独身の友人を増やしておきましょう。何かあった時、頼りになれる人がいることはとても大切です。
男性はご近所づきあいが苦手な人も多いですが、挨拶をきちんとしてご近所の人に顔を覚えてもらうなど、少しでも生きやすくする工夫を今からしておくことが、今後の暮らし方を楽しくするコツといえます。
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