新しい住まいに引っ越すために賃貸契約を行うとき、あるいは住宅を購入するために住宅ローンを契約する際、すでに契約しているカードローンの利用状況は関係するのでしょうか?

 

ここでは「住まい」と「カードローン」の関係について解説します。特に、現時点でカードローンを契約している方は必見です。

 

住まいとカードローンの関係とは?

 

新たな住まいに引っ越す際には、賃貸の契約にしても住宅ローンの契約にしても、それぞれ審査というものが存在します。

 

賃貸であれば

 

「きちんと家賃を払い続けられる人かどうか」

 

という審査になりますし、

 

住宅ローンであれば非常に大きな資金の貸付となるため、

 

「きちんと長期間にわたり返済することができる人かどうか」

 

という部分を審査されることになります。

 

この審査を受ける際、既にカードローンを契約している場合は何か影響があるのでしょうか?

 

結論から先にあげてしまうと、良い影響を及ぼすケースもあれば、審査落ちなど悪い影響を及ぼすケースもあります。

 

ここでは賃貸と住宅購入のケースに分けて、それぞれカードローンの影響を解説します。

 

賃貸入居の場合

賃貸に入居する場合は「現在契約しているカードローンや、過去契約していたカードローンで返済遅れがないかどうか」というポイントが一番のチェックポイントとなります。

 

賃貸に入居する場合には、きちんと家賃を払い続けられる人かどうかを審査するため、個人信用情報機関にも問い合わせが入ります。

 

【解説:個人信用情報機関】

 

申し込みをした人の、今までの借金やクレジット関係の履歴が記録されている機関。現在契約しているカードローン会社の他に「◎年の◎月に▲▲の支払いが遅れてしまった」といった情報も記録されている。

 

この時にカードローンの利用履歴があっても、きちんと返済をしている場合は問題ありません。

 

むしろカードローンを利用していてもきちんと返済実績があれば、それは立派な「きちんと支払いや返済を行ってきた」という信頼の証となります。

 

多少の借り入れがあったとしても、きちんと支払いなどを行っていればそれはプラスに作用します。

 

ただし、年収の30%以上の借入がある場合には、きちんと支払いを行っていたとしても入居審査に黄色信号が灯ることがあります。

 

この場合は「カードローンの支払いが家計を圧迫しすぎていて、家賃までお金が回らないのではないか?」と審査担当に判断されたことを意味します。

 

この時には、借入している金額を多少返済して現在の借入の金額を少なくするという対策が有効でしょう。

 

反対に長期間返済遅れなどがある場合には、審査の面で悪い影響を及ぼすこともあります。

 

例えばカードローンの返済を2ヶ月以上連続して遅れてしまっており、その支払いも終わっていない状況で入居審査を申し込むと、高確率で入居審査に通過できなくなります。

 

これは「今の時点で支払いに遅れてしまっている人が、家賃を払うことはできないだろう」という判断のもとで審査落ちになるケースがほとんどです。

 

住宅購入の場合

住宅購入の場合はほとんどの場合、入居審査ではなく住宅ローンの審査を受けなければなりません。

 

住宅ローンの審査は賃貸の入居審査と違って「どのくらいカードローンの借り入れがあるか」が審査に大きく影響します。

 

それに加えて「きちんと返済できているかどうか」も審査に大きな影響を及ぼします。

 

カードローンをいくらぐらい借りているか、というのは「返済比率」という部分で影響があります。

 

【解説:返済比率】

住宅ローンを契約したとして、現時点での収入から「毎月どのくらいのお金を住宅ローン返済に回すことができるか?」という比率を計算したもの。カードローンの返済が多い場合はそれだけ住宅ローンの返済比率が減るため、審査上、悪影響を及ぼすことがある。

 

また前提条件としてカードローンの返済に著しい遅れがある場合には、その時点で住宅ローンの審査に通過できないケースがほとんどです。

 

出来る限り住宅ローン審査を受ける2年前までには、カードローンの返済遅れの状況をなくしておくと安心です。

 

住まい選びの時にはカードローンの利用状況に注意しよう

 

引っ越しや住まいの購入という、人生の一大イベントを控えている時には出来る限りカードローンの利用状況に注意しましょう。

 

特に現在カードローンを契約している方については、絶対にカードローンの返済を遅らせないようにしようという努力が必要です。

 

特に住宅ローンを組んで住まいを購入する場合は入居審査よりもカードローンの利用状況を厳しくチェックされることになりますので、一度も返済に遅れがないという状況を保つことがベストです。

 

【コラム】住宅ローンの契約後にカードローンを契約することはできる?

カードローンをあまり借入しすぎていると住宅ローンの審査に通りづらくなるということは先ほどご紹介した通りですが、反対に住宅ローンを契約した後にカードローンを契約することはできるのでしょうか?

 

答えはイエスです。

 

実はカードローンの契約時には「他の会社からどのくらいのお金を借りているか?」というのが審査のとても大きなポイントになります。

 

しかし、実は住宅ローンはカードローンの審査にはほぼ影響しません。

 

カードローン会社の申し込み案内を見てみても「現在のお借入額は、住宅ローンなどを除いた物を記入してください」といった案内があります。

 

このように、住宅ローンを組んだ後にカードローンを契約することについてはほとんど問題ありません。

 

将来的に住宅ローンとカードローンの両方を契約したいという場合は、住宅ローンを組んでからカードローンの申し込みを行った方が良いでしょう。

まとめ

 

住宅ローンや賃貸入居の審査など、住まいを変える時には色々な審査がありますが、カードローンは適切な借り入れ金額で、きちんと返済などを行っていれば審査の上でプラスに働きます。

 

その代わり、返済に遅れが生じている場合などは審査に悪影響を及ぼします。

 

また、もし現時点でカードローンの契約があるのだけれども住宅ローンを組んで住まいを購入したい!という場合には「プロ」に相談してみるのが良いでしょう。

 

ハウスフリーダムの住宅ローン相談会では、住まいのプロによる住宅ローンアドバイスを受けることができます。

 

関西エリアで住宅ローンを組もうと考えている方は一度、ハウスフリーダムの住宅ローン相談会でプロのアドバイスを受けましょう!

 

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