リフォームで何が悪い!中古不動産を活用するメリット
価格が安いのが中古の不動産の魅力
中古の不動産の大きな魅力は、何と言っても「価格が安いこと」です。
一戸建ての場合、販売価格は土地と建物の価値でほぼ決まりますが、中古の不動産は建物の価値がいくぶん下がるので、販売価格もそれだけ安くなるわけです。
駅に近い便利な立地の物件でも、中古だと割安の価格で手に入ることがありますが、
新築の一戸建てを購入するときには、立地などに多少妥協しなければならないケースもでてきます。
予算をオーバーしてしまいそうな場合は、家の広さ、立地環境のいずれを優先すべきかで迷ってしまうこともあるでしょう。
できるだけ妥協をしたくない、といったときには、中古住宅を候補に入れてみるのも1つの方法です。
便利な立地に恵まれた庭付きの一戸建ても、中古の不動産を探せば思いのほか簡単に手に入ることが少なくありません。
築年数が比較的短い物件でも中古住宅は物件数が多いので、コンスタントに不動産の販売情報をチェックしていれば、掘り出し物に巡り合える可能性があります。
好きなスタイルにリフォームできるのは中古の不動産ならではのメリット
新築の建売住宅の場合、家の間取りや外観のデザインなどがあらかじめ決まっていることがほとんどですよね。
いくつかのパターンから選べるケースも増えていますが、注文住宅のように一から施主が設計を考えて、間取りなどを決めるのは難しいのが現実です。
こだわりの家を手に入れたいときには、中古の不動産を購入してリフォームで家のスタイルを変えたほうが自由度が高く、メリットが大きい場合もあります。
例えば、各部屋の仕切りをリフォームで取り払えば、広々としたリビングやダイニングルームが完成します。
流行しているアイランドキッチンやウォークインクローゼットなども、取り入れやすくなるでしょう。
家の設計は、その時代のトレンドの影響も少なからず受けています。
中古の不動産の中にはレトロな雰囲気の住宅もありますので、工夫次第でそれを活かしたオリジナルの家が完成します。
年数を経ることで深みのある色合いになった木材は、カントリー調やフレンチシックの家を実現したいときにも最適です。
少し古い物件でも、中古住宅のリフォームで何が悪い!と前向きに捉えて工夫をすれば、予想以上に素敵な家が完成することがあるのです。
ローンを利用すればリフォームもスムーズ
金融機関では、中古住宅のリフォームに利用できるローンを用意している場合があります。
リフォーム用のローンは、若干金利が高いのが一般的ですが、住宅ローンと一緒に利用できるタイプのリフォームローンなら金利が安く抑えられていることも。
金融機関によっては、中古住宅のリフォームに役立つさまざまな種類のローンを用意しており、相談会などを利用すれば役立つ情報が得られます。
バリアフリーの設備を取り入れたり太陽光発電システムを導入したりすると、自治体から補助が受けられる可能性もでてきます。
例えば、部屋の仕切りや段差をなくして、ドアを引き戸に取り替えれば、開放感のある明るい空間が完成するだけでなく、バリアフリーの設備として認められることもあるでしょう。
小さい子供がいる家庭やペットを飼っている家庭の場合にも、リフォームでこのようなバリアフリーの工事にトライしてみると、生活面でいろいろなメリットが得られるかもしれませんよ。
税金面でも中古住宅はメリットがある!
『住宅ローン控除』の制度は、ローンを利用して中古の不動産を購入したときにも適用されます。
この時注意しなければならないのが、中古住宅には「木造の一戸建て住宅の場合、築年数が20年以内」という要件があるという点。
しかし、この築年数要件は耐震基準を満たす証明書を取得するか、既存住宅売買かし保険を付保することで緩和されます。
詳しくはこちらをご覧ください
中古住宅を購入する際には、基準をクリアしているかどうかをよく確認しておくのがベストと言えます。
売主や物件を仲介する不動産会社などが、住宅性能評価書などの書類を用意している場合は、その場で住宅の性能が確認できます。
住宅性能評価書は、建物の構造や温熱環境などのさまざまな項目を専門家がチェックして住宅の評価が行われるのが特徴です。
こういった書類がそろっていれば、住宅ローン控除が受けられるのはもちろんですが、購入してからも安心して暮らせますよね。
建物の劣化は中古住宅を購入するときの1つのリスクになるため、証明書類などを通じてしっかりとチェックしておきましょう。
イエモア@あなたにおススメ