”住宅ローンの金利選び”で住宅取得の不安を解消

”夢のマイホーム”

いつかは自分の家を持ちたいと考えている人も多いと思います。

でも、実際にいくらくらいの住宅が買えるのでしょうか?

 

住宅取得の際には、多くの人が「住宅ローン」を組むことになるでしょう。

一般的に借入金の総額は年収の5~6倍が安心、

年収に占める年間の返済額は25%までが無理なく返済できるラインと言われています。

 

例えば、年収500万円の人なら、年間125万までローンの返済に充てることが出来、

30年間支払ったとしたらトータル3,750万円。

 

という事は3,750万円の借り入れが出来る・・・は、間違いです!

これは「金利」を含んだ「総返済額」だからです。

 

住宅ローンの金利って?

金利とは借入金に対して支払う利息のことです。

 

その利率は金融機関それぞれが市場の金利などから独自に設定(店頭利率)していますが、

キャンペーン時期であったり審査結果などによって、ここから割引され、

融資利率が決められます。

一般的に店頭で申し込むよりも、ネットで申し込んだ方が金利は低く設定されています。

 

住宅ローンは高額の借り入れになりますので、金利の違いは支払額に大きく影響します。

 

例えば・・・

3000万円を30年間で元利均等返済した場合、

金利1%なら

毎月返済額 96,492円  総返済額 約3,474万円

金利2%なら

毎月返済額 110,886円  総返済額 約3,992万円

 

総額では500万円以上の差が!

 

金利の種類

金利の種類は大きく分けて3つ。

変動金利型」「固定金利選択型」「全期間固定金利型」です。

変動金利型

半年に1度金利の見直しを行いますが、返済額の見直しは5年に1度です。
返済額の見直しで金額が増えていても、これまでの返済額の1.25倍が上限となります。

「固定金利型」よりも金利が低く設定されており、金利の上昇がなかったり、将来金利が下がった場合には「固定金利型」より返済額が少なくなるメリットがあります。

しかし、金利が上がり続けた場合には、当初の金利は低くても最終的な金利負担が多くなってしまうことも。

固定金利選択型

借入当初の金利が一定期間一定となり、その期間が終わると再度「固定金利型」か「変動金利型」か選びます。
ほとんどの金融機関で期間が3、5、10年の金利が選択可能で、

期間が長いほど、金利は高くなります。

全期間固定金利型

全期間で適用金利が変わりません。

代表的なのが「フラット35」ですが、一部の金融機関では15~35年の金利を選択可能なものもあります。

「全期間固定金利型」が最も金利は高くなりますが、将来の金利上昇リスクはありません。

毎月の返済額や返済総額の上限が決まっているので、長期の生活プランが立てやすいというメリットも。

ただ、金利が下がっていけば結果的に金利負担が大きくなります。

 

どれを選ぶ?

現在最も多く利用されているのは「変動金利型」です。

次が「固定金利選択型」

最も少ないのが「全期間固定金利型」です。

これはやはり、金利が「全期間固定金利型」で最も高く設定されているからでしょう。

しかし、「変動金利型」や「固定金利選択型」の商品は金利が低いことが魅力である一方、金利上昇リスクを抱えます。

 

「超低金利」時代と言われている今、この先さらに金利が下がることは考えにくいでしょう。

この低金利状態がまだしばらく続くようであれば「変動金利型」が有利でしょうが、

金利上昇が見込まれるのであれば「全期間固定金利型」が良いという事になりますよね。

 

また、情勢を見つつ「ローンの借り換え」をするという手段もあります。

ただこの場合、事務手数料などがかかりますので、

それも踏まえた上でどちらが得かを判断する必要があります。

 

終わりに

いかがでしょうか?

住宅ローンの金利について参考になりましたか?

ある程度の仕組みが分かれば、漠然とした不安は解消されますよね。

 

これからも住宅取得に不安を持っている人のお役にたてるような情報を発信していきますので、お楽しみに!

 

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