LED電球の寿命が短い理由と対策を知ろう!
LED電球は白熱電球や蛍光ランプなどの従来の光源に比べて、寿命が長いことが特徴ですよね。
それが魅力で購入する方が多いと思います。
ただ、実際には何か月か経つと切れてしまうという現象が多数起きてしまっています。
10年持つと言われているLED電球が1年未満で切れてしまうことがあるのです。
今回はなぜこんなことが起こるのか理由についてお話したいと思います。
LEDが寿命より思ったより早く切れる理由
①LED電球の光っている部分のことを「LEDチップ」といいます。
その部分の寿命が40.000時間や50.000時間といわれています。
チップの寿命はそれくらいですが、問題は製品の寿命がそこまで持たないということです。
LED製品はLEDチップのほかにも様々な部品が使われています。
その部品組み合わせることで製品が作られているのですが、その中の1つでも壊れてしまうと光らなくなってしまうのです。
それが球切れ状態ということになってしまい、寿命が短くなってしまう原因の1つです。
②LEDは湿気にも弱い特性を持っています。
例えば、食卓のダイニングテーブルの上についている電球は、鍋料理などで湯気が上に立ち込める場合があります。
その際に、寿命が減っている可能性があります。
③LED電球の弱点である“熱”を逃がしにくい器具を使用していませんか?
どんなランプでも消費電力は100%が光ではありません。
例えば、白熱電球は約10%が光で、残りの90%が熱です。
なので点灯時に白熱電球は触れることができないくらい熱くなりますが、消費電力の割に光の量が少ないのです。
LED電球は、光が約30%で、約70%が熱です。
白熱電球より発光効率は良いのですが、LED電球は熱に弱い光源なので、寿命に影響しているのようです。
LED電球は明るさをアップさせようとすると多くの電流を必要とします。
それが熱になって寿命が短くなってしまうといった悪循環になっているようです。
④安い製品が出回っています。
最近は出た当初に比べるとLED製品が安くなってきています。
色々なメーカーから様々な商品が出て、大量に流通することで、価格は下がってきています。
しかし、中には安い粗悪な部品を使用して安く仕上げている製品もあるようです。
安さだけをもとめて購入したら、思っていたより寿命が短かったということもあります。
LED電球を選ぶ際に気をつけること
●市場調査をして、平均価格と比べて値段が変わらないものを選ぶ。
あまりにも安いものは避けたほうがよさそうですね。
●保証内容が明確であるか。
何年かの保証期間を設けているメーカーもあります。
心配な方はキチンとした保証があるものを選ぶと安心です。
●信用のあるメーカーを選ぶ。
色々な電化製品を扱っているメーカーでは、種類も豊富だったりします。
そうなると安心できる製品であることが多いです。
一般的には初期トラブルは1年以内に起こる確率が高い為、その期間を過ぎると使用環境の変化がない限り、長持ちすると思います。
白熱電球に比べると安い買い物ではないので、慎重に選ぶ必要がありますね。
まとめ
LED電球は発売当初に比べると、色々改善されているので、寿命が極端に短いなどのトラブルは少なくなってきているようです。
ただ設置場所によって期待寿命を大幅に下回ることもあります。
LED照明は今までの蛍光灯に比べて、消費電力が低かったり、点灯後すぐに明るくなるというメリットがあります。
寿命も長く、電気代も軽減することができるのでいいですね。
初期費用はかかりますが、長い目で見るとお得です。
きちんとした商品を購入し、快適に過ごせる家づくりにLED電球はお勧めです。
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