日本に上陸した危険なヒアリについて知ろう
最近、毎日のようにヒアリについてのニュースが見られます。
今まであまり耳にすることがなかったのですが、急に日本にも輸入などを通して上陸しています。
今回、5月下旬に中国からのコンテナから日本に入ってきました。
すでに短期間の間に神戸や福岡、名古屋、大阪などで発見されています。
女王蟻とみられるアリも見つかっているので、とても危険なのです。
今回コンテナの中にいたヒアリは消毒をして死滅されたようですが、逃げだしたヒアリがいれば、繁殖して増殖する可能性もあります。
とても怖いアリというのはニュースを見てもわかると思います。
しかし、ヒアリとは何か知らない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はヒアリについてお話したいと思います。
ヒアリって何?
ヒアリは漢字で書くと『火蟻』で、毒の蟻とも言われています。
元々は南米にしかいなかったのですが、今ではアメリカやオーストラリア、マレーシア、ニュージーランド、台湾、フィリピンなど色々なところに広がっています。
近年ではアジアでも広がっていました。
体長:2~6mmくらい
色:主に赤茶色。(体色は赤褐色・腹部が暗色)
肉眼で見ることができる大きさで、公園などで見る蟻と同じくらいの大きさだと思います。
ただ、日本でよく見る蟻は黒なので、色では見分けはつきやすいと思います。
“世界の侵略的外来種ワースト100”にも選ばれいて、特定外来種として指定されています。
ヒアリに刺された時の症状は?
とても強力な毒性を持ち、刺されると火傷みたいな激しい痛みがあります。
ヒアリの特性上、噛みついてから尻尾にある毒針で何度も刺してきます。
軽度であえば、腫れて痛みやかゆみ
中度にあると蕁麻疹
重度になると息苦しさや、声枯れ、めまい、激しい動機などがあり、進行すると意識を失うこともあります。
アナフィラキシーショックを起こし、時には死に至ることもあります。
アメリカでは年間約100名くらいの死者を出すくらい恐ろしい蟻なのです。
ヒアリを見つけたら?
まず、ヒアリの巣を攻撃すると集団で襲ってきますので、ヒアリの巣には近づかないようにしましょう。
もし発見した場合は、最寄りの市役所・区役所や地方環境事務局などにすぐに連絡をしてください。
駆除方法は
・熱湯をかける
・液剤(殺虫剤)を散布する
・ベイト剤(毒餌)を使用する
などが効果的と言われています。
殺虫剤ならどこの家でもありそうですので、すぐに使うことができますね。
もしヒアリに刺されてしまった時は?
刺されてしまった直後は、20~30分くらい安静にし、体調の変化がないかチェックします。
とくに症状がない場合はゆっくりと病院に行きます。
もし変化があるときは、すぐに病院に行きましょう。(できれば近くに救急の受け入れがある病院へ)
その際は、
「蟻に刺されたこと」「アナフィラキシーの可能性があること」
を忘れずに伝えてください。
予防策について
ヒアリは草地や開けた環境を好むため、公園や農耕地に巣を作るようです。
巣はドーム状の巣と言われています。
農作業や庭も手入れや家庭菜園など屋外で作業をするときは、プラスチックの手袋を着用するなどして、肌の露出をしないようにする。
サンダルなどを外に置いたままにせず、室内で保管する。
もし見つけても絶対触れないようにする。
最後に
ヒアリは日本にいるアリとは比べ物にならないくらいとても危険なアリです。
これ以上広がらないことを願うばかりです。
しかし、もし今後拡大してしまったら、生活するうえでご自身で予防や対処しないといけないこともでてきます。
まずはヒアリのことを知り、正しい方法を知ることで少しでも被害を軽減させることができるのです。
是非他人ごとではなく、事前準備をすることが大切ですね。
もしヒアリらしきものを見つけたら、速やかに役所などに連絡をして報告をしましょう。
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