住まい購入で考えておきたい！取り入れたい！心理学テクニックまとめ

住まいを購入することは、人生の中でも大きなイベントです。最高の家を購入するためには、考えておきたいことはたくさんあります。

そんなときに、実は「心理学」が大きな助けになることをご存知でしょうか？

心理学というと、心理テストのような軽いイメージをお持ちのかたも多いかもしれませんが、心理学の知識、その中でも特に色彩心理学の知識は、住み心地の良い住まいを考えるときに大変参考になります。

そこで今回は、住まい購入でこだわりたい「住宅の色彩心理学」を中心に、解説をしていきます！

住まい購入時は「心理学」で住みよい住宅を選ぶと吉？

住まい購入をするときには、心理学を知っていると住みやすい家を獲得できる可能性が高まります。心理学の中でも特に、色彩心理学は住まいを購入するうえでとても重要な知識になります。

加えて、心理学を知っておくと、販売業者のテクニックに騙されずに家を購入することもできる利点もあります。

住まいとは、自分が帰りそして暮らす場所です。その場所の安心感を、他者の意見に過度に惑わされずに冷静に考えるためにも、心理学の知識は必要となります。

上でも述べた通り、住宅を買う際には、心理学の中でも特に色彩心理学が重要な知識となってきます。

ここからは、4つのポイントに注目しながら、住宅選びの際の色彩心理学の活用方法を紹介していきます。今回注目する4つのポイントは「外壁」「インテリア」「リビング」「寝室」です。

住まいの「外壁」とは、家に帰ってきたときに真っ先に見ることになるものです。また外壁とは、自分たち家族だけでなく、誰かを招いたときの自分たちの住まいの（ひいてはそこに住む自分たちの暮らし自体への）第一印象にもなります。

ここで、外壁のカラーリングとしておすすめしたい色が「青」です。青色は、犯罪抑止に効果的な色と言われています。最近、コンビニや駐車場などで青色LEDを取り入れているところがありますが、これもこの効果を期待しての側面があります。

青色は、泥棒の侵入を心理的に防ぐ効果があるといわれていますので、防犯を意識されるご家族はぜひ外壁に青色を検討してみてください。

なお、外壁の選択には、周囲の景観・街並みとの調和も重要になってきます。周辺との調和もまた心に留めておきましょう。

「インテリア」も、家を購入したらこだわりたい重要なポイントです。インテリアは、日々の生活の一部になるものなので、落ち着く色を選びたいところです。

そこで、ぜひ生活の一部であるインテリアに取り入れてほしい色は「緑」です。緑は、波長でみると、青色のように短くもなく、赤色のように長くもないいわゆる中波長です。目立ちにくい色ですが、逆に言えば、安心感を与えてくれる色ともいわれます。

加えて、心理的な安心感だけでなく、目の負担の少なさも特徴の一つです。

そんな緑色を、観葉植物や小物などに取り入れるとリラックスできる部屋が作りやすくなります。

「リビング」は、住まいの中でも一日の大半を過ごすことが多くなる場所です。そんなリビングには、リフレッシュカラーを挟むことで、そこに暮らす人たちの気分を明るくできるかもしれません。

そこで、リビングにはアクセントカラーとして「黄」を入れておくことをおすすめします。

太陽の色を想起させる黄色は、気持ちを軽快にしたり、気持ちを明るく前向きにしてくれる効果が期待でき、まさにリフレッシュのための色と言えます。

ただし、黄色は使いすぎると安っぽく感じたり、警戒色のようにも感じる場合があります。彩度が高めの黄色を取り入れるとこの問題が起こりやすい傾向にあります。その点は注意してください。

「寝室」は一日の終わりに睡眠をとる場所であり、そこで眠る前にはリラックスして眠りにつきたいと多くの方が望まれるでしょう。

そんな寝室におすすめのカラーが「茶」です。茶色はオーソドックスな色ですが、実は心理的に良い効果があります。

茶色は、土や木などが持つ色であることから、自然や温かさを想起させます。彩度の低い色ですが、暗い印象はあまり与えません。そんな茶色には、緊張を緩和する効果や、信頼感を与える効果、そして心を落ち着かせて安らぎを与える効果があると考えられています。

寝室の壁や家具などに、茶色を取り入れてみてはいかがでしょうか。

「色」は、家の第一印象になったり、生活の上での気分を変える大変重要なものです。今回ご紹介した色以外にも、心理的な効果のある色は様々あります。ぜひ一度調べてみてはいかがでしょうか。

自分が住まいに求めるものや、家の周りの景観との調和などを考えて、自分たち家族のニーズに合った素敵な色の家を購入しましょう！