お正月の年中行事・鏡開きについて解説!関西では1月15日が一般的?&食べ方も解説
毎年年明けのイベントには様々なものがありますよね。
年中行事にテーマパークのイベントなど…年末年始だからこそ思い切り楽しもう!そんな願いが込められたイベントが目白押しというわけです。
その中の一つに「鏡開き」という古くからの習慣があります。
鏡開きという言葉は知っているものの、実際にどんなお作法で進めれば良いのかよく分からない…という方もいらっしゃるでしょう。
またご商売をされている方は特に、鏡開きに特別な想いを込められるケースもあります。
そこで今回は、意外と知られていない鏡開きのルーツやお作法など、ここでは鏡開きを120%楽しんでいただくための様々なトピックについてご紹介していきます!
鏡開きとは?
鏡開きとは、具体的には毎年お正月に鏡餅をお供えし、そのお供えした鏡餅を割って食べる事を言います。
鏡開きの「理由」については諸説ありますが、一番有力なものとしては「鏡餅に籠められた神様の霊力を取り込むため」といったものがあります。
昔から鏡餅には年神様が宿ると信じられており、この神様の力をいただくというのが元々のルーツと考えてよいでしょう。
ちなみに鏡開きの際には、刃物の利用はNGとするのが一般的です。木槌を使って叩き割るようなイメージを想像しておけばOKです。
大きな鏡餅を木槌であらかた叩き割り、ある程度の大きさになったら残りは手で割り砕くといった工程で鏡開きが進むこととなります。
ちなみに木槌を使って叩き割る時には、手を怪我しないように清潔な軍手などを装着して行うと良いでしょう。
食べられるくらいの大きさに鏡餅を砕いたら、後はこの後ご紹介するようにさまざまな調理法で鏡餅をいただきましょう。
また、鏡餅がカビて困る!という場合は、鏡餅をお供えするとき、近くに「わさび」を設置しておくと、わさびの成分でカビの増殖・繁殖をある程度防止できます。
そして、小さなお子様が近くにいるときは鏡開きの「かけら」が飛び散って怪我をする恐れがあります。安全に配慮して行うようにしましょう。
関西の鏡開きは1月15日頃!
鏡開きの日程は地域によって異なります。
例えば関東地方や北日本の地域では1月11日に行われることが多いのですが、関西圏については松の内と呼ばれるお正月の期間が1月15日頃まで続くため、1月15日または1月20日に鏡開きを行うのが一般的です。
また京都及び一部周辺地域では、鏡開きを1月4日に行うところもあります。
鏡餅のおすすめの食べ方
鏡餅を割ったあと(鏡開きしたあと)「割ったはいいけど、どうやって食べよう…」という方も最近は多くなりました。
具体的な食べ方としては、特にお作法のように指定されているものはありません。ということで、細かく割った鏡餅は揚げ餅にすると美味しくいただけます。
焼き餅
ストレートにお餅を焼いていただくと、いうトラディショナルな方法でも美味しくいただけます。好みに応じてお醤油をつけてもヨシ、そのままいただくもヨシ、です。
揚げ餅
フライパンにサラダ油を敷いて、中火で揚げ焼きのような形にすると美味しく揚げ餅が作れます。
好みに応じて出来上がった揚げ餅にお塩をふりかけるのも良いでしょう。
きな粉餅
その他「きな粉餅」にするのも、鏡餅を美味しくいただける方法のひとつです。
こちらは食事としてのお餅というよりは、きな粉とお砂糖をふりかけて作るのでスイーツのような感覚でいただけます。また黒蜜をかけても美味しくいただけるでしょう。
まとめ
今回は古式ゆかしい日本の風習である鏡開きについてを紹介してきました。お正月の年中行事の中では比較的にポピュラーな存在です。しかし、最近は鏡開きを行うご家庭も少なくなってきています。
今年は昔を思い出して、ご家族で鏡開きを楽しまれてはいかがでしょう。
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