面倒な年末調整が簡単に！？国税庁がソフトを無料提供
年末調整の申告が2020年分からインターネットで出来るようになります。
これに合わせて国税庁は、年末調整の書類を作成するためのソフト『年調ソフト』の無料提供を10月から始めると発表した。
『年調ソフト』はスマートフォン版もあり、国税庁のホームページやアプリストアからダウンロードできます。
従業員は「保険料控除の証明書」を電子データで取得
私たち従業員側が準備することは、『年調ソフト』をダウンロードすることと、
これまで保険会社等から書面で送られてきていた控除証明書を電子データで取得することです。
『年調ソフト』に名前や住所などの基本情報を入力したら、保険会社などから入手したデータをインポート。
すると、自動で控除額等の計算をしてくれて、申告書の完成です。
この申告書のデータを勤務先に提出すれば、年末調整の手続は終了という訳ですね。
事業者側は『年調ソフト』と自社の給与計算ソフトと連携させることで税額が自動計算され、事務負担の軽減になります。
（詳しくは国税庁のHPをご覧ください。）
勤務先には印刷して提出することも
もしも勤務先がこれらのソフトを導入していない場合でも、従業員はソフトで作成した申告書を印刷して提出することが可能です。
また、今回無料で提供される国税庁の『年調ソフト』以外にも、民間の会社が提供しているデータ作成ソフトも利用できます。
マイナポータルで必要書類の一括取得・自動入力
国が運営するオンラインサービス「マイナポータル」を利用すれば（マイナンバーカードが必要）、保険料控除証明書や、住宅ローン控除に利用する年末残高証明書といった書類を一括で取得・入力できます。
（詳しくは国税庁のHPをご覧ください。）
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