ハウスダスト対策で”巣ごもり”を快適に!
新型コロナウイルスの影響で自宅の中で過ごす、いわゆる”巣ごもり”の生活が多くなっていますよね。
”巣ごもり”を快適にするために、音楽や映画のネット配信を楽しんだり、
運動不足を解消しようと室内で出来るトレーニングに取り組んだりと、
皆さん様々な工夫をされていると思います。
では、「ハウスダスト」の対策はできていますか?
ハウスダストって何からできてる?
ハウスダストとは、室内にある塵(ちり)やホコリのことです。
寝具や衣類の繊維クズ、ペットの毛、食べカス、ダニ、カビや細菌などの混ざり合った物が、その正体!
中でも目では見えにくいほどの小さな塵やホコリを、一般的にハウスダストと呼びます。
ハウスダストはアレルギーの原因に?!
ハウスダストはとても小さくて軽いため、すぐに空気中に舞い上がってしまいます。
そして、この舞い上がったハウスダストを吸い込んだり、皮膚の小さな傷から入り込んだりすることで、鼻水や喘息、アトピー性皮膚炎といったアレルギー症状を引き起こすことがあるのです。
「ダニ」はさすがに空気中には舞い上がらないだろう・・・。
なんて、安心はしないで下さいね。
確かに体長01.~0.3mmの小さな「チリダニ(ヒョウヒダニ)」でも、それ自体が空気中に漂うのは難しいでしょう。
でも、ダニの死骸や糞が乾いて細かくなったものは、簡単に空気中に紛れてしまい、これによってもアレルギーが出てしまうことがあるんです。
ハウスダスト対策のコツは?
ハウスダストは日常の生活でどうしても発生してしまうものなので、対策としてはこまめに掃除するしかありません。
掃除をする時間は、子供の寝静まった夜?それとも子供の起き出す前の朝?
巣ごもり生活でずっとお子さんと一緒にいると、掃除をする時間帯も限られてしまうもの。
それではリビングを掃除するなら、お子さんが眠った夜と、お子さんが起き出す前の朝ではどちらが効果的でしょうか?
答えは、朝です。
家の中で活動している間はハウスダストは舞い上がりやすく、掃除をしてもなかなか取りきることができません。
しかも、一度舞い上がったハウスダストはなかなか落ち着いてくれないのです。
そこでリビングを掃除するなら、夜の間にハウスダストが落ち着いた、朝一番がマル!
掃除機で大きなゴミを吸い取った後で雑巾がけをする?
食べこぼしや髪の毛といった大きなゴミを掃除機で吸い取ってから雑巾やモップがけをするとキレイになりそうですが・・・、
これは間違い!
先程から何度も言っているように、ハウスダストは舞い上がりやすいのです。
掃除機をかけると、排気が勢いよく出ますよね。
排気でハウスダストを舞い上げてしまっては、せっかく朝一で掃除しても効果が薄れてしまいます。
1、まずは固く絞った雑巾やモップ、フローリングワイパーなどで細かいハウスダストを拭き掃除。
2、取りきれなかった大きなゴミを掃除機で吸い取る。
この順番を守りましょう。
掃除の時は換気のために窓を開けましょう!は、本当?
ここまで読んでいただいた方はわかりますよね。
そう。
窓を開けると風でハウスダストが舞い上がってしまうのでNG!
空気の入れ替えは掃除が終わったあとに行いましょう。
掃除機は、畳1帖30秒!
畳やカーペットを敷いている部屋は、畳1帖分につき30秒を目安に、ゆっくりと掃除機をかけましょう。
部屋の隅や、家具・家電の周りにはハウスダストが溜まりやすいので、隅々まで念入りに。
畳の上にカーペットを敷いているご家庭もあるかと思いますが、実はそこは、ダニにとって絶好のすみかに・・・。
カーペットは洗える素材を選び、こまめに洗濯をしましょう。
カーペットをめくった後の畳に掃除機をかけることもお忘れなく。
ハウスダストは家電製品がお好き?!
テレビや冷蔵庫の裏など、ホコリが溜まりやすいなぁと感じることはありませんか?
これは静電気のしわざなんです。
静電気の発生しやすい家電製品や照明器具も、ハンディモップで吸着させてから水拭きする等、きちんと掃除しましょう。
水拭きの際には、水の中にほんの少しだけ柔軟剤やリンスを混ぜると、静電気防止効果が期待できるそうですよ。
まとめ
ハウスダストの正体は、繊維クズやペットの毛、食べカス、ダニ、カビ・細菌などの混ざり合った物。
掃除をするときは「舞い上がりやすい」という特徴に注意することが大切です。
静電気に引き寄せられるので、家電製品も忘れずに掃除しましょう。
お掃除のポイントをクイズにしてお子さんと楽しんだり、
「リビングにフローリングワイパーをかけられる一番早起きなのは誰だ!」大会をしてみたり。
新型コロナの影響で長く続く”巣ごもり”ですが、
少しでも快適に過ごす手助けになれれば幸いです。
イエモア@あなたにおススメ