【大阪・松原市】出産で補助や手当はある?子育て支援まで詳しく紹介
出産は何かと物入りで、特に心配なのが出産費用ではないでしょうか。病院で分娩する場合、平均予算は知っていても、不測の事態など最終的にいくらかかるのか最後までわからず不安だ、というケースも。ここでは、大阪の松原市で出産すると、どのような補助金や手当が支給されるのかご紹介します。補助などを利用できると出産費用をおさえることができます。
出産の補助や手当はどのくらいもらえる?
妊娠・出産となると、ママと赤ちゃんの体調管理はもちろん、ベビー用品を一式揃え、分娩のための費用を確認したり、定期的に検診のため病院へ行ったり、働いている場合は産休のための調整など準備が山積みで何かと大変です。
特に気になるのが出産費用で、病院で分娩や入院となっても病気のように3割負担にならず全額自己負担。平均して約40~50万円かかると言われています。これだけの大金を用意するとなると大変ですが、公的な健康保険などに加入していれば次のような助成やお得な制度を利用できます。
<健康保険に加入していると利用できる補助>
- 出産育児一時金
<住民票がある市区町村に住んでいる妊婦さんが利用できる補助>
- 妊婦健診の補助
<働くプレママ・マタママが利用できる制度や補助>
- 出産手当金
- 育児休業給付金
- 社会保険料の免除
<その他>
- 医療費控除
- 高額療養費制度(帝王切開等で保険適用となった場合)
- 民間の医療保険の給付
これらの補助のうち、特に出産育児一時金は多くの人が申請する補助で、お子様1人につき、なんと50万円も支給されます。これにより、出産費用の多くを賄うことも可能となります。受け取り方法によっては必要となる書類に違いがありますから、健康保険や病院の事務の方と相談すると良いでしょう。また、働いている方は出産手当なども支給されます。勤務先の担当者と相談すると良いです。
双子や三つ子の出産の場合はどうなる?
双子や三つ子の出産となると、その分用意するベビーグッズが増え、一人の赤ちゃんの時に比べ病院の受診回数が増えたり、はやめに入院するケースが多くなります。そうなると、出産のための費用もかさみ、不安になりますが、出産育児一時金は双子、三つ子となると支給される額も増えます。
実は、多くの人が申請する出産育児一時金では、お子様の人数分だけ50万円ずつ支給されます。つまり、双子であれば、お子様が2人なので50万円×2人で100万円、三つ子であれば50万円×3人で150万円が支給されます!
また帝王切開などで保険適用となる場合は、任意で加入している医療保険の給付条件を保険担当者の方に確認したり、「限度額適用認定証」を健康保険に申請しましょう。
限度額適用認定証は、医療費が高額になっても一定の限度額までの支払いで済むことができる制度です。病院の窓口での支払を少しでも抑えたい場合は、事前にこの認定証を用意しておきましょう。また、この制度は特に申請しなくても後日高額となった医療費が限度額などを差し引いて払い戻されますが、最短で3ヶ月かかるなど時間がかかりますから、事前に限度額適用認定証を用意しておくと安心です。
松原市独自の出産や子育ての補助や支援はある?
健康保険や雇用保険など、出産にかかる費用やお給料を補ってくれる制度はいくつかありますが、それとは異なり、松原市独自で運営している出産などの補助や手当はあるのでしょうか。
松原市では、妊婦健診の一部を公費で負担するなど様々な助成を行っています。妊娠中やお子様が小さい頃に利用できる代表的な助成や検診をご紹介します。
予防接種の助成
●風しんワクチン接種
妊娠希望の女性とその配偶者・同居人、妊娠中の女性とその配偶者・同居人は、風しんワクチン接種が助成されます。無料で1回ワクチン接種できるため、利用してみはいかがでしょうか。
●3種混合ワクチン<任意>
乳幼児期の接種した定期接種ワクチン の3種混合(百任意日せき、ジフテリア、破傷風)・4種混合(百日せき、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオ)の効果を高めるため、3種混合(任意)の接種ができます。希望をされる場合、1回5,000円上限で助成します。対象者は松原市に住民票のある11歳以上13歳未満の人です。
2歳児歯科健診
2歳頃のお子様を対象に、歯に関する相談を受付たり、さらには無料でフッ素の塗布が受けられます。フッ素は希望者のみですが、1度利用してみてはいかがでしょうか。
子どもの医療
松原市在住の健康保険加入のお子様が、18歳まで医療費の助成を受けられます。通院と入院が対象で、この「子ども医療証」を提示すると、保険診療分が1日500円の負担で済み、さらに3日目からは無料、さらにさらに、治療のために装具などを購入することになっても払い戻しを受けられるなど、子育て世帯に非常に心強い制度です。このような医療費補助は国などでは行われておらず、松原市が独自に運営している制度です。
まとめ
松原市は、妊娠を希望する段階から風しんワクチンの補助や、出産後もお子様の医療費補助など、子育てがしやすい街です。特に子どもの医療費補助は、小さい頃は何かと病気にかかりやすい、お子様が多い世帯の方などに非常に助かるのではないでしょうか。また、実は大人も脳ドックの一部助成が受けられるなど、松原市は健康や福祉に関する面も充実した街です。健康的な生活を送るためにもこのような行政の支援は嬉しいポイントで、住む街を決める際のポイントにもなるのではないでしょうか。
ご紹介した情報は2024年6月現在の情報です。補助や手当などは制度が変わることがありますので、利用される際は必ず最新の情報を確認してください。また、こちらでは松原市に関する情報を他にもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
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