5Gが与える不動産業界への影響は?新時代の不動産を解説
5Gの全国への普及が進められようとしているなか、実際にどのような恩恵を得られるのか気になっている方は多いのではないでしょうか。
5Gの影響は、日常生活だけではなく、各業界にも及びます。
ここでは、5Gによって不動産業界にどのような影響や恩恵が及ぶのか詳しくご紹介します。
そもそも、5Gって何?
5Gとは、”第5世代通信規格”のことです。
これまでに、第1~第4世代までの通信規格が普及しており、段階を踏むごとに通信速度や品質が向上しています。
5Gの特徴は次のとおりです。
- 高速通信が可能
- 大容量の通信が可能
- 遅延が少ない
- コストが低い
- 消費電力が低い
- 一度に接続できる数が多い
5Gが普及すると、日常生活においてスマート家電の流通が加速して、より便利な暮らしにつながることが予想されます。
そのほか、遠隔診療や車の自動運転など、5Gの普及によって各業界にも変化が起こるでしょう。
では、5Gは不動産業界にはどのような恩恵や影響をもたらすのでしょうか。
5Gが不動産業界にもたらす恩恵・影響は?
5Gが普及することで、不動産業界にどのような恩恵や影響が及ぶのか、詳しくみていきましょう。
インターネットを通じた内見が可能になる
物件探しの際に内見が必要な理由は、webサイトに掲載された物件写真は過去の情報であるうえに、雰囲気や明るさまではわからないためです。
これまで内見をするには、実際に物件まで足を運ぶ必要がありました。
5Gの普及で通信の高速化や大容量通信が可能となれば、現地まで行かずにwebカメラを通して内見できるようになる可能性があります。
また、単なるリアルタイム映像だけではなく、VRを用いた体感型の内見が可能になるかもしれません。
VRなら自分の見たい所を詳しく見ることができ、さらに家具を配置した場合の部屋のイメージだって体感できるようになる可能性があります。
その結果、ユーザーは短時間で複数の物件を内見することが可能となり、検討段階から契約までの流れがスムーズになるでしょう。
また、不動産業界は人件費を削減できるので、業務効率が上がることも期待できます。
駅チカ物件の需要が下がる可能性がある
駅から徒歩1~5分以内の駅チカ物件は高い需要があります。
これは、駅から近いことで自家用車を持つ必要がなくなり、結果的に固定費を削減できるためです。
また、運転免許を所持していない方でも、駅から近ければ公共交通機関を手軽に利用できます。
もし、5Gの普及で将来的に免許なしで車の自動運転が可能になれば、駅チカ物件にこだわる人が減るかもしれません。
ただし、自動運転はまだまだ安定しておらず、複数の課題が残されています。
そのため、5Gの普及とともに自動運転が全国に広がるとは考えにくいでしょう。
まとめ
5Gへの移行は、高速通信や大容量通信などさまざまなメリットがあります。
それだけ、人々の生活や各業界に与える影響や恩恵は、非常に大きなものと言えるでしょう。
ただし、すぐに大きな恩恵を受けられるわけではありません。
5Gの恩恵を受けるために、不動産業界も変化することが必要でしょう。
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