売却しやすい物件の条件とは?住み替えを見据えた物件選び
これまで「マイホームは一生に一度の大きな買い物」とよく言われていました。
しかし今では
ライフスタイルに合わせて住み替える人も増えています。
夫婦共働きで、仕事や遊びの利便性を重視したい世代では
駅から近い都心のコンパクトマンション。
子供部屋を増やしたい、子育て環境を重視したい世代は
教育環境の整った、評判のよいエリアの一戸建て。
子供が独立して広さが不要になれば
病院や商業施設が近く生活しやすい地域のマンションで
フラットな生活を。
このように「住宅は一生に三度買う」が新しい常識に?!
その都度ベストな家を選ぶのは
もちろんメリットが大きいのですが、注意も必要。
買い替え前提で選ぶとなると、”売却しやすいか” という視点は大変重要です。
買い替えを前提とした住宅の選び方・住み方
買い替えを前提とした住宅で重要なのは
①値下げ幅の小さい物件を選ぶ
②売却しやすい条件の物件を選ぶ
③きれいに使用する
です。
値下げ幅の小さい物件を選ぶ
マンションは一戸建てと比べると購入後の売買価格は安定する傾向があり、売却しやすいと言われます。
木造住宅の場合、
「木造住宅の資産価値は新築した直後から落ちはじめ、20年~25年ほどで”0”になってしまう。」
という声もよく聞きますよね。
木造住宅の減価償却での法定耐用年数が22年と短く設定されているためでしょう。
であれば、将来の資産として考えた場合は一戸建てよりマンションの方が絶対にいい?!
実は一概にはそうともいえないのです。
土地つきの一戸建てを購入した場合などは、建物の価値が例え30年後にゼロになってしまったとしても、土地の価値ぶんの資産はちゃんと残ります。
その時の地価によって購入時との変動はありますが、むしろ資産価値が上がることも考えられるのです。
購入金額全体に対する土地部分の値段の割合が大きければ大きいほど、資産価値としては安定しやすい、とも捉えることができますね。
そして今、「長期優良住宅」の登場などにより、一戸建ての資産としての捉えられ方は変わりつつあります。
土地だけでなく建物自体にも価値があると市場が判断すれば、今までよりも比較的高く売れるという時代が来るのかもしれません。
また、都心部や希少性のある人気地域など、一戸建てでも資産価値を保ちやすいケースはあります。
しかし、もっとも値下げ幅が小さいのは
もともと中古物件を購入することでしょう。
売却しやすい条件の物件を選ぶ
今はインターネットを使ってパソコンやスマホから簡単に物件検索ができますが、
この時の ”検索条件”のトップ3と言われているのが、「駅からの距離」、「築年数」、「価格帯」です。
マンションの場合は駅から徒歩10分以内。
都心部への交通アクセスが便利で、鉄道は急行が停車するなどの条件を備えた場所は、
多くの人が住みたいと思うエリアです。
道路の幅員や接道方向など道路付けが良い。
駐車場がある。
当然のことではありますが、日当たりが良く、通風良好の住宅は好まれます。
築浅物件である「築5年」以内の次に目安となるのが
「築10年」以内という条件です。
計画的な住み替えを考えるのであれば、築10年以内の売却が良いでしょう。
また、こだわりを持って作られた注文住宅の場合には、買う人の間口が狭まることが多いので、
「なかなか気に入ってくれる人が見つからない」
「相場よりも売却値段を下げなければ売れない」ということもあります。
マンションは「部屋の間取り・外観はどこも似たような感じで個性がない」ということが、
売却する時には大きなメリットになってくれるのです。
個性が少ない分、購入者の間口は比較的広くとる事ができ、
購入検討者が多く出てきてくれるということは、高く売りやすいことにつながるからです。
綺麗に使用する
売却する際には、家を探している人が内覧することになります。
水回りや壁などを綺麗に使っていれば見栄えが良く、売却しやすくなるでしょう。
建物の状態によっては価格が大きく変わる事もありますので、
しっかりとした メンテナンスを行う事も住み替えのためには重要です。
まとめ
今回は、住み替えを見据えた物件の選び方について紹介しましたが、
住み替えには
「売り先行か、買い先行か」
「ローンは?」
「住み替えに関わる税金」など、知っておきたいことが沢山あります。
『住宅は一生に三度買う』と言われる時代、
賢く住み替えて、快適に暮らしましょう。
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